下味冷凍や作り置きにも!忙しい時は「漬けて焼くだけ」のおかずがお役立ち

下味冷凍や作り置きにも!忙しい時は「漬けて焼くだけ」のおかずがお役立ち

新年度が始まってしばらく経ちましたが、まだまだ忙しいという方も多いのでは。多忙な日々を乗り切るためにもごはんはしっかり食べたいけれど、作る時間がとれないことも…。そこで今回は、お肉やお魚を漬けダレに漬けたら焼くだけで作れちゃう簡単レシピをご紹介。漬けている段階で冷凍保存もできるので、作り置きやお弁当にもおすすめです!

美桜さんの「#漬けて焼くだけシリーズ」に注目!

忙しいときのごはんは、なるべく手間をかけずにおいしく作れたらいいですよね。そこで注目したのが、漬けて焼くだけで作れるおかずです。

お昼のお弁当用なら前日の夜に漬けて朝焼くだけ。夜ごはん用なら朝漬けて食べる前に焼けばOK! お肉料理にもお魚料理にも使えちゃいますよ。

今回は、Instagramに#漬けて焼くだけシリーズというハッシュタグを付けて発信している料理家の美桜さん(@chakichaki52)のレシピをご紹介。

いずれも漬けダレに漬け込んだ段階で冷凍できるので、下味冷凍や作り置きにもおすすめです!

お肉もお魚も漬けて焼くだけ!絶品レシピ

オイスター味噌チキン

鶏もも肉をオイスターソース+味噌で味付けした「オイスター味噌チキン」。

コクと旨みのあるオイスターソースと、甘みや塩味、旨みなどが複雑に絡み合った深い味わいの味噌は相性ぴったりなんですよ。

鶏もも肉は厚さが均一になるよう開くのがポイントで、そうすることで火が通りやすくなります。焼く際は、味噌が焦げやすいので火加減を弱めにするなど、調整してみてくださいね。

濃いめの漬けダレが鶏もも肉にしっかり染みて、ごはんがモリモリ進む味わい。お好みで七味唐辛子を振ってもおいしいですよ。

お弁当にする場合は美桜さんのように、ごはんと鶏肉の間に千切りキャベツを入れるとバランスが良いですね。

材料(2人分)

・鶏もも肉……1枚

【A】
・酒……大さじ1
・塩胡椒……適量

・酒……大さじ1

【B】
・オイスターソース……大さじ1
・味噌、みりん……各大さじ1
・砂糖……小さじ1

作り方

1. 鶏もも肉を厚さが均一になるように開いたら、Aをまぶしてもみこむ。

2. ビニール袋にBを入れ混ぜ合わせたら、鶏もも肉を入れビニール袋の上からしっかりもみこみ、空気を抜いて密閉し冷蔵庫に2時間以上置く。

3. 2時間以上経ったら、温めたフライパンに鶏もも肉の皮の方を下にして両面に焼き色をつける。酒を回し入れたら蓋をし、弱火で5分蒸し焼きにする。中まで火が通ったら残ったタレを回し入れ、鶏もも肉に絡めれば出来上がり。

トンテキ風ちきてき

「トン(豚)」と「テキ(ステーキ)」で「豚肉のステーキ」を意味する「トンテキ」。味は濃厚なソース味で、三重県四日市の名物として知られています。

こちらは、鶏もも肉をトンテキ風にアレンジした一品。ウスターソースにすりおろしにんにくや醤油、みりんなどを合わせたソースが絶品で、漬けダレに玉ねぎのすりおろしを混ぜ合わせることで、お肉が柔らかくジューシーに仕上がります。

玉ねぎをすりおろすのが面倒であれば、みじん切りでもOK。最後に鶏もも肉にかける漬けダレは、必ず火を通すことをお忘れなく。

材料(6人分)

・鶏もも肉……3枚(約1kgくらい)

【A】
・塩胡椒……適量
・酒……大さじ3

【B】
・ウスターソース……大さじ6
・玉ねぎ(すりおろし)……1/2個くらい
・にんにく(すりおろし)……ひとかけ
・醤油、みりん、砂糖……各大さじ2

作り方

1. 鶏もも肉は厚さが均一になるように開き、1枚を2等分に切り、Aを全体的にまぶしてしっかりもみこむ。

2. ビニール袋にBを入れて混ぜ合わせたら鶏もも肉を入れて、ビニール袋の上からしっかりともみこみ、空気を抜いて密閉し、冷蔵庫に半日以上置く。

3. 半日以上経ったら、温めたフライパンに鶏もも肉を重ならないように並べて両面に焼き色をつけ、中まで火が通ったら出来上がり。漬けダレをフライパンで煮詰めてから鶏もも肉にかける。

マスタードてりやきチキン

鶏もも肉を黄金比のてりやきのタレとマスタードで味付けした「マスタードてりやきチキン」。甘辛いてりやき味にマスタードの爽やかな酸味がプラスされて、いつもと違うおいしさに!

焼いた後に残ったタレは、野菜などを炒めるのにもぴったり。美桜さんは新玉ねぎとしめじを炒めたところ、鶏もも肉の旨みを吸っておいしく仕上がったそう。

そのままのっけ弁にすれば、お昼が待ち遠しくなるお弁当の出来上がり! 写真ののっけ弁は、ごはんと鶏肉の間に千切りキャベツと錦糸卵が敷いてあって、食べ応えも抜群ですよ。

材料(2人分)

・鶏もも肉……1枚
・塩胡椒……適量

【A】
・醤油、砂糖、みりん、酒……各大さじ1
・オイスターソース……小さじ1
・マスタード……小さじ2

作り方

1. 鶏もも肉は厚さが均一になるように開き、フォークなどで数カ所穴を開けたら、塩胡椒してもみこむ。

2. 密封できるビニール袋にAを入れて混ぜ合わせたら、鶏もも肉を入れてビニール袋の上からもみこむ。空気を抜いて密閉したら冷蔵庫に3時間以上置く。

3. 3時間以上経ったら温めたフライパンに鶏もも肉の皮の部分を下にして焼く。両面に焼き色がついたら蓋をして弱火で5分焼き、中まで火が通ったら出来上がり。

豚てりやき

豚ロース薄切り肉を使い、甘辛いてりやき味に仕上げた「豚てりやき 」。漬けダレの中に玉ねぎを入れることで、お肉が柔らかくなります。

炒める際は、豚肉から出る脂で炒めるので、サラダ油等を入れなくてOK。

旨みをたっぷり吸った玉ねぎもおいしくて、この一皿で大満足間違いなしです!

材料(2人分)

・豚ロース薄切り肉……120gくらい
・玉ねぎ……1/4個

【A】
・醤油、みりん、酒、砂糖……各小さじ1
・オイスターソース……小さじ1

作り方

1. 密封できるビニール袋に、豚ロース薄切り肉、細切りにした玉ねぎ、Aを入れてビニール袋の上からしっかりともみこむ。空気を抜いて密閉し冷蔵庫に30分以上置く。

2. 30分以上経ったら温めたフライパンに漬けた豚肉を入れて、火が通るまで炒めたら出来上がり。

豚甘味噌漬け

豚汁や味噌カツなど、味噌と豚肉を使った料理がたくさんあるように、この2つは名コンビ! 味噌の酵素が消化吸収を助け、お肉の旨みを一層引き出してくれます。

こちらの「豚甘味噌漬け」は、豚ロース薄切り肉を漬けダレに半日以上しっかり漬けてから焼いていきます。焼く際は、豚肉から出た脂を使うので、サラダ油等は使用しません。

写真は、豚肉から出た脂でピーマンと玉ねぎを焼いて添えています。そのほか、きのこ類やもやし、キャベツなども合うので、お好みでどうぞ。

材料(2人分くらい)

・豚ロース薄切り肉……400g

【A】
・味噌……大さじ3
・みりん……大さじ2
・酒、砂糖……各大さじ1

・(あれば)玉ねぎ……1/4個
・(あれば)ピーマン……2個

作り方

1. ビニール袋にAを入れてしっかり混ぜ合わせたら、豚ロース薄切り肉を入れてビニール袋の上からもみこむ。

2. 満遍なく漬けダレが豚ロースに絡んだら空気を抜いて密閉し冷蔵庫で半日以上置く。

3. 半日以上経ったら温めたフライパンに豚ロースを広げながら焼く。脂が出たらキッチンペーパーなどで取り、両面しっかり焼いたら出来上がり。あれば豚ロースから出た脂でピーマン・玉ねぎを焼いて添える。

鮭の韓国風焼き

「#漬けて焼くだけシリーズ」は、お肉だけでなく、お魚とも相性ぴったり。ただ、臭みがあるまま漬けてしまうとおいしくなくなるので、しっかり水分をふき取るなど、下処理をちゃんとすることがポイントです。

こちらの「鮭の韓国風焼き」は、焼き肉のタレにコチュジャンなどを加えた韓国風のタレに鮭を漬けて焼いています。

甘辛い味付けが食欲をそそり、ごはんもお酒もどんどん進むおいしさ。残った鮭は崩して鮭フレークにするのもおすすめです。

材料(4人分)

・鮭……4切れ

【A】
・焼き肉のタレ……大さじ3
・酒……大さじ2
・みりん……大さじ1
・コチュジャン……小さじ1〜

作り方

1. 鮭はキッチンペーパーなどでしっかり水分をふき取っておく。容器などにAを入れて混ぜ合わせ鮭を入れてしっかり漬ける。空気が入らないようにラップをし、さらにラップをして冷蔵庫にひと晩(時間がない時は2時間以上)置く。

2. ひと晩経ったらフライパンにアルミホイルなどをひいて熱し、鮭をのせる。両面焼き色をつけたら弱火にし、蓋をして5分蒸し焼きにする。中まで火が通ったら出来上がり。

※焼き方はトースターやグリルでもOK。焦げないように注意。

ブリの甘辛焼き

こちらの「ブリの甘辛焼き」は、お魚嫌いという方にもぜひ挑戦していただきたい一品。普段とにかくお魚を食べてくれないという美桜さんの息子さん(次男)も、ペロッとたいらげてしまったのだとか。

ブリの切り身はそのまま調理すると生臭さが残りがちですが、最初に塩をまぶして時間をおき、出てきた水分をしっかり拭き取るとおいしく調理できますよ。

漬けダレは焼き肉のタレに、コクと香ばしさが出るようにみりんとごま油を混ぜ合わせています。

漬けダレは最後に煮詰めて絡めるので、途中で捨てないようにしてくださいね。

材料(4人分)

・ブリの切り身……4切れ
・塩……適量

【A】
・焼肉のタレ(キッコーマン「わが家は焼肉屋さん 中辛」を使用)……大さじ2
・みりん……大さじ2
・ごま油……大さじ1

作り方

1. ブリの切り身に塩を全体的にまぶし、水分が出てくるまで5~10分置く。水分が出てきたらキッチンペーパーなどでしっかりと拭き取る。

2. 密封できるビニール袋にAを入れてしっかり混ぜ合わせたらブリを入れ、ビニール袋の上から軽くもみこむ。空気を抜いて密閉し冷蔵庫に2時間以上置く。

3. 2時間以上経ったらアルミホイルなどをひいて温めたフライパンにブリが重ならないように並べる。両面に焼き色をつけたら蓋をして弱火で5分焼く。残った漬けダレを入れ、煮詰めながら絡めたら出来上がり。

さまざまな食材や味付けで挑戦してみよう!

鶏肉はもも肉のほかにむね肉でもおいしく作れますし、贅沢に牛肉を使っても!

逆に不向きな食材を美桜さんにお聞きしたところ、「向いていないのは水っぽい野菜類などでしょうか。あとは漬けダレが染みた状態で焼くので、ある程度焦げても大丈夫な食材がいいと思います」とのことでした。

そのほかのおすすめの漬けダレについては「カレー粉には挑戦したいと思っていて、マヨネーズも良いと思います。オイスターマヨとか」と教えてくれました。

みなさんもぜひ、お好きな食材と漬けダレで挑戦してみてはいかがでしょうか!

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おうちごはん
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食卓アレンジメディア「おうちごはん」は、おうちでごはんを楽しむ方に向けて毎日の食卓が楽しくなるようなアイデアや情報を発信しています。 いつもの「いただきます」を楽しく、ちょっとの工夫でおいしい食卓を。 生活の中にある笑顔を増やし、食卓シーンを彩り豊かにしていきたいと思っています。
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