紅茶の種類によって相性のよい食べ物がちがう?おすすめの組み合わせ
ここまでさまざまな種類の紅茶を紹介してきました。個性あふれる紅茶には、それぞれ相性のよい食べ物があります。
紅茶のタンニンには、食べ物の脂肪分を分解し、口の中をサッパリとさせる効果があると言われています。
そのため、渋みの強い(タンニンの多い)紅茶は、バターやクリームをたっぷり使ったお菓子との相性がよいです。
反対に、あっさりとした食べ物には、ニルギリやセイロンティーなどのクセの少ない紅茶もよく合うでしょう。
ここから具体的に、紅茶と食べ物のおすすめの組み合わせをいくつか紹介します。
ダージリン×チーズ
チーズの濃厚な味わいには、渋みの強いダージリンがぴったり。そのほかにも、ウバやヌワラエリアともよく合います。
ミルクティーにするのがおすすめです。
アッサム×焼菓子
クッキーやショートブレッドなどの焼菓子は、基本的にどの紅茶とも相性がよいといえるでしょう。
中でもおすすめなのが、濃厚な味わいのアッサムです。そのほか、中国の紅茶・キームンも焼菓子とよく合います。
ニルギリ×サンドイッチ
昼食やアフタヌーンティーの定番であるサンドイッチ。
紅茶を合わせるなら、渋みのほどよいニルギリがおすすめです。ニルギリのほか、ディンブラもサンドイッチとの相性がよい紅茶です。
ダージリン(ファーストフラッシュ)×和菓子
緑茶のような印象が強いファーストフラッシュのダージリンは、大福やおはぎなどの和菓子との相性バツグンです。
和菓子の濃厚な甘みとダージリンの爽やかな渋みがよく合います。
種類によるちがいを知って、紅茶をもっと楽しもう
今回の記事では、「代表的な紅茶の種類」「茶葉ごとの特徴や相性のよい食べ物」について、管理栄養士が詳しく解説しました。
多すぎて悩んでしまう紅茶の種類ですが、それぞれのちがいを知れば、もっと紅茶の世界を楽しめるはず。
これから紅茶を選ぶときには、今回紹介した種類のちがいや、おすすめの飲み方、食べ物との組み合わせなどを、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※参照:日本紅茶協会 編,2022年「紅茶の大事典」成美堂出版,磯淵猛,2016年「基礎から学ぶ紅茶のすべて」誠文堂新光社
配信: トクバイニュース