文字を書き間違えても消すことが出来る、とっても便利な”消せるボールペン”。わたしも愛用者のひとりです。フジテレビの人気バラエティ『我流しか勝たん！』では、そんな消せるボールペンで消した文字を復活させる裏ワザを紹介していました。その方法はなんと「冷凍庫でひと晩冷やす」というもの。小さい頃やった、温めて文字を浮かび上がらせる”あぶり出し”とは逆パターンね。なんだかおもしろそうなので、やってみよう♪
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”消せるボールペン”はなぜ文字が消える？
番組で紹介していた、消せるボールペンで消した文字を復活させる方法は、文具メーカーのパイロットコーポレーションが教えてくれたもの。パイロットさんといえば、消せるボールペン”フリクションシリーズ”でおなじみですよね。わたしも、これ、使っています。
そもそも、消せるボールペンの文字が消えるのは、「専用のラバーで擦る際に生じる摩擦熱によって無色になる」という特殊なインクを使っているから。”フリクションシリーズ”で使用されている「フリクションインキ」は、60℃以上になると無色になり、マイナス10℃以下になると、元の色が復元し始め、マイナス20℃前後になると完全に色が戻るという特性を持っているそうです。
この特性によって、消せるボールペンで消した文字は、冷凍庫でひと晩冷やせば復活するというわけです。
ここでふと疑問が。この裏ワザはパイロットの消せるボールペン”フリクションシリーズ”でのみ有効なのかしら？調べてみると、消せるボールペンは三菱鉛筆や無印良品でも販売していて、摩擦熱で消す仕組みは同じのようです。ですが、インクの色が復活するかどうか、また、その温度に関する説明は書いていなかったのでわかりませんでした…残念。
では、本題に！本当に消した文字が復活するのかやってみましょう。
消せるボールペンで消した文字を復活させる裏ワザやってみた！
今回使用するのは、わたしが愛用しているパイロットの消せるボールペン「フリクションボールノック」。ずいぶん前に買ったので、いくらだったっけ…。調べてみると、税込253円でした。
パイロット「フリクションボールノック」253円(税込)
ボールペンで書いた文字を消す専用のラバーは、先端についています。
では、「フリクションボールノック」で文字を書き、専用のラバーで消してみます。紙は使い道がなくわが家にずっと置きっぱなしになっていた原稿用紙にしました。
専用ラバーで消します。
みなさん、お気づきですよね…。インクは確かに黒色から無色になりますが、わたしの筆圧が強いようで、文字がくっきり残っています。けっこう前に買ったものなので、専用ラバーが劣化しているのかも…。
文字を消した（文字の色を無色にした）ものがこちら。画像ではわかりづらいかもしれませんが、文字の色は消えたものの、筆圧が残って、何が書いてあるかは読めます（笑）。まぁ、今回の目的は、文字の色が復活するかどうかなので、気にせず検証を続行します！
今回使用した「フリクションボールノック」は水性のため、水滴などで濡れないように原稿用紙をビニール袋に包んでから冷凍室に入れます。
冷凍室で、ひと晩寝かせます…なんだか料理の一工程のようですね。
では、ひと晩寝かせた原稿用紙を見てみましょう。
おっ！文字が復活しています！
ビニール袋から出してみると…。
文字の色が黒色に復活して、ちゃんと読めますね。
最初に書いた、専用ラバーで消す前の文字と比べてみましょう。
最初に書いた文字
専用ラバーで消して冷凍庫で復活させた文字
撮影する際の光の当たり方なども多少影響しているかもしれませんが、復活させた文字の方が若干、黒のインクの色が薄いように思います。商品説明によると「マイナス10℃以下になるともとの色が復元し始め、マイナス20℃前後になると完全に色が戻る」とのことなので、わが家の冷凍室の温度がマイナス20℃なかったのかもしれませんね。
今回、裏ワザを試してみて、冷凍庫でひと晩冷やすと消した文字が復活するという特性は、とってもおもしろかったです。日常の中で、この特性を活用する機会はそれほど多くないと思いますが、お子さんと一緒にこの特性を楽しむのもいいかもしれませんね。
ちなみに、パイロット公式HPによると「重ね書きした文字はすべて色が戻ります」とのこと。間違って消してしまった文字だけ復活させたくても、その前に何度か重ね書きして消していたら、それもぜーんぶ復活してしまうということのようです。書き直しがバレるわけですね（笑）。こういうアナログ的な感じ、わたしは大好きです！
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