今、見たのは【ネズミ】!? 見かけたら幸運のサインってホント!? 知られざるネズミの世界

日本人は知らない!? ラットとマウスの違い

日本では野ネズミも、家ネズミも、干支のネズミやペットのネズミも、全てをひっくるめて「ネズミ」と呼びます。英語では「ネズミ」という総称はありません。英訳する時は「マウス」か「ラット」のどちらかになります。「マウス」はハツカネズミのような小型のネズミを指し、「ラット」はクマネズミやドブネズミのような大きいネズミを指します。アメリカなど英語圏の人にとってマウスは可愛らしい動物であり、ラットは汚い動物とはっきり分かれています。英語のマウスは臆病者やシャイな人、ラットは裏切り者や卑怯者という意味もあります。

ミッキーマウスしかり、『トムとジェリー』や『レミーのおいしいレストラン』など、ネズミのキャラクターと言えば、マウスなんですね!

ネズミのなかま

世界には約2000~3000種のネズミ目の動物がいると言われています。哺乳類は4300~4600種ほどと考えられているので、約半数がネズミの仲間なのです。ペットとしておなじみの動物から、どうみてもネズミには見えない大型種までご紹介。

ペットで人気のネズミ

ハムスター

今となっては犬や猫に次ぐ人気のペットだけど、本来は野生のネズミ。ハムスターは【キヌゲネズミ亜科】というカテゴリーに分類される動物で、生息地では農作物を食いあらす害獣とされることもある。

モルモット

ペットで有名なモルモットは【テンジクネズミ属】の一種。ネズミの中でも特に温厚な性格で飼育しやすい。

大型のネズミ

カピパラ

【ネズミ目テンジクネズミ科】の一種で、世界最大のネズミの仲間。体長は1メートル超え、体重は最大60キロを超える。ぬぼーっとした愛嬌のある顔立ちで動物園などでも人気。野生のカピバラは、暖かい南米のアマゾン川流域の川や湖の近くに住んでいるため温かいお湯が大好きで、日本のいくつかの動物園では露天風呂に入る姿が見られる。

マーラ

【テンジクネズミ科】の動物で、カピバラに次ぐ世界最大級のネズミ。カピバラ以上にネズミ感は薄れていて、脚の長いウサギのような見た目。一夫一妻制で一度カップルになると一生添い遂げ、子育ても夫婦で行うと言われている。

ビーバー

ダムを作ることで有名なビーバーは、【ネズミ目ビーバー科】。ビロードのような毛皮は水をはじき、しっぽはオールのような形をしていて、後ろ足には水かきがある。直径15センチ程度の木であれば10分ほどで倒すことができる最強の木こり。普段は家族で生活をしていて、夫婦と子どもでコミュニティを形成。

ヌートリア

【ネズミ目ヌートリア科】の動物で、南アメリカが原産。しっぽを除く体長は40〜60センチ、体重は5〜9キロほどの太ったカワウソとビーバーを足したような見た目。繁殖力が高く、日本では戦時中に毛皮採取のために連れてこられたヌートリアが野生化してしまい、生態系を破壊する侵略的外来種として問題視されている。

参考

【ネズミの種類】画像でかわいいネズミたち!ペット&野生種10/│ジャングルタイムズ

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