そもそもマーチングって何?
マーチングとは、楽器を演奏しながら、行進や激しいステップなどをするバンドのこと。警察の音楽隊や自衛隊のパレード演奏などが有名ですが、実は高校の部活動でも、吹奏楽部がマーチングをするところもあるのです。
吹奏楽部の演奏といえば、多くの学校が座ったまま演奏するため、実際にマーチングというものを見たことがある人は、そんなに多くないのかもしれませんね。
今回ご紹介するのは、そんなマーチングに青春をささげる高校生たちの動画。想像をはるかに上回るパフォーマンスに圧倒されること間違いなし!
毎年11月に開催される「マーチングコンテスト」の映像
「全日本マーチングコンテスト」は、毎年11月に開催される全国大会。中学校部門と高等学校以上の部門に分けられます。高等学校以上の部門には、高校生だけでなく、大学や社会人も参加。6分間の中で、ルールで決められた演奏、動きを盛り込み、その出来栄えを競います。
動画は、「第28回全日本マーチングコンテスト」にて、見事、金賞を獲得した「京都橘高等学校」の演奏です。高校生らしい、若さと元気があふれる演奏は圧巻。ぜひ、動画をチェックしてくださいね。
めざせ、6年ぶりの金賞
橘高校は、テレビで紹介されたこともある、全国大会常連の強豪校だそう。しかし、6年間もの間、金賞を逃していたのだとか。
「今年こそは」と意気込む反面、そのプレッシャーから、演奏前に泣き出してしまう生徒も…。そんな仲間の姿を見て、「自分らしくやったら賞はあとからついてくる」と励ますのは、リーダー。その言葉に勇気をもらい、一斉に飛び出していきます。
トランペットのソロ演奏で会場を魅了し、今度は全員で会場のホール内を所せましと動き回る。ただ演奏するだけでも、大変なはず。しかし彼女たちは、「今年こそ」という想いを胸に、息ピッタリの演奏を披露。見事金賞に輝いたのです!
仲間を信じて、ひとつの目標に突き進む。そんな彼女たちの姿に心打たれます。マーチングは、あまりメジャーなものではないかもしれませんが、この動画をきっかけに関心を持つ人が増えているようです。ぜひ一度、会場で見てみたいものですね。
(文・小野由美子/考務店)