長崎県・五島列島の福江島に、英語学習もできるグローバル・ゲストハウスが開業!

Ako internationalは長崎県五島市に、アコウの木を救い、同時に素晴らしい自然体験と英語学習を一緒にできるグローバル・ゲストハウス「AKO HOUSE(アコウハウス)」を6月4日(日)に開業する。

地域のシンボル「アコウの大樹」が見守る宿

グローバル・ゲストハウス「AKO HOUSE」は、長崎県・五島列島の1つ、福江島の大浜地区にある。開業したのはアーロン・ニコラス・サットンさんだ。

サットンさんは、地域を長い間見守るシンボル的存在である「アコウの大樹」が伐採されようとしているのを知り、「地域のため、そして島のために、この木は守らなければならない」と直感。敷地の古民家とともに大樹を買い取り、ゲストハウスの開業を決意した。

「アコウの大樹」を守り、同時に古民家を再生させてできた同ハウスは、一つの大きな木の下に、日本中・世界中からの旅行者と、地域の人たちがともに集まれるコミュニティを作って同時に英語を使いながらグローバルな感覚を養っていく「自然体験と英会話の学び」ができるグローバル・ゲストハウスだ。

『自然をより愛し、違う文化に興味が湧き、国際的感覚も育まれるインターナショナルな空間に育てていきたいと思っています。それが、なぜか五島という土地に惹かれて移住し、なぜかアコウの大樹と出会い、なぜか「木を切らないで!買うから!」と言ってしまった私が、地元のみなさんと、世界のみなさんに届けることができる、いちばんの夢だと信じているからです』とサットンさんは語る。

古民家を改修した、ワンルームのような空間

デザインコンセプトについて建築家の石飛亮さんは、「初めてアコウの大樹を見たとき、大きな枝葉に包み込まれているような安心感を覚えました。敷地内の古民家を改修するにあたり、そういった人の拠り所になるような居場所を散りばめることで、アコウの木との一体感をつくれるのではないかと思いました」と話す。

建物の柱梁がとても立派だったため、大きく間取りは変更せず、中央に吹き抜けの土間を設え、屋根裏を含めてできるだけワンルームのような空間に仕上げた。

また、そこに大きな囲炉裏テーブルやL字型のキッチン、

左官仕上げの洗面台や浴槽、古材を再利用した本棚など、大人数でもいっしょに使えるような居場所を分散配置した。

庭には教室棟を増築し、連続的につながるウッドデッキを設えているのも特徴だ。

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