柿に含まれる豊富な栄養素が二日酔いに効く!
柿には、豊富な栄養素が含まれています。その栄養素がアルコール分解の促進をするため、二日酔いに効果があると言われています。
【タンニン】
タンニンは、ポリフェノールのひとつで柿の渋みの素です。アルコールの吸収を抑えて、分解する働きをします。
【カリウム】
お酒を飲むとアルコールを分解するために水分を使われ、代謝がうまくいかなくなり、脱水症状やむくみへと繋がりやすいです。カリウムには身体の中の水分量を調節する効能があり、体内のナトリウムとカリウムのバランスをとる利尿作用、不要な老廃物を排出するデトックス作用でむくみを改善します。
【ビタミンC】
柿のビタミンCは豊富で、1日に必要なビタミンCを柿1個で十分摂取できると言われています。ビタミンCは、身体の中のアルコールの分解を促進し、肝臓の機能を高める働きをしてくれます。また、ビタミンCの抗酸化作用が二日酔いの疲労を回復する効果も期待できます。
【カタラーゼ】
カタラーゼは、酵素のひとつです。アルコールの酸化を活発にさせ、二日酔いの原因である有害物質アセトアルデヒドの分解を進める働きがあります。
美味しい柿の選び方・保存方法と二日酔いに効く食べ方
柿は、お酒を飲む前と飲んだ後どちらで食べても効果があると言われています。先ほどの栄養素でも述べたように、柿に含まれるタンニンやカタラーゼがアルコールの代謝を促進したり、二日酔いの原因である有害物質アセトアルデヒドの分解を進めたり、二日酔いを予防して改善します。また、カリウムの利尿作用が、身体に不要なアルコールを排出してくれます。お酒を飲む前であれば悪酔い予防、お酒を飲んだ後であれば二日酔いの気持ち悪さを早めに回復してくれるでしょう。
生の柿だけでなく、干し柿もオススメです。ただし、柿はカロリーが高く、糖分(果糖)が多いため、二日酔いによいからと言って食べ過ぎないよう、1日1〜2個がオススメです。
◆美味しい柿の選び方
外見の形が整っており、しっかりとした濃いオレンジ色の柿がオススメ。重みがあり柔らか過ぎないものがよいです。また、柿の葉(ヘタ)は4枚揃っており、緑色が残っていて果実に張りつくようなものを選びましょう。
◆美味しい柿の保存方法
常温でそのまま置くと、2,3日で柔らかくなりやすいです。そのため、冷蔵庫での保存をオススメします。冷蔵庫保存での賞味期限は、約1週間。柿のヘタを濡れたティッシュなどで湿らせると、保存が2〜3週間ほど長持ちすることができると言われています。
いかがでしたか? 柿は昔から「柿が色づくと医者が青くなる」と言われるほど栄養が豊富な果物です。二日酔いだけでなく、美肌やダイエット効果、免疫力アップ、便秘改善と健康や美容効果が期待できると言われています。この秋、柿を食べて健康美人になりましょう!