人口甘味料は危険?種類や特徴をはじめWHOのガイドラインも解説【管理栄養士監修】

人口甘味料は危険?種類や特徴をはじめWHOのガイドラインも解説【管理栄養士監修】

飲み物やお菓子のカロリーや糖質を抑えたいときに役立つ「人工甘味料」。

「体に悪い」「がんになる」など、危険性のあるイメージがあるかもしれませんが、実際どのような影響があるのでしょうか?

人工甘味料の特徴を知り、メリットを活かした上手な活用法を身につけましょう。

今回の記事では「人工甘味料」について、管理栄養士が解説します。

人工甘味料とは

人工甘味料とは、科学的に合成された甘味料のことです。

カロリーを含まない、または甘さが強く使用量が少なく済むことから「カロリーゼロ」「糖類ゼロ」などの商品に使われています。

甘味料の分類は下記のとおりで、人工甘味料は「非糖質系甘味料」に分類されます。

出典:独立行政法人農畜産業振興機構「砂糖以外の甘味料について」

人工甘味料の種類と特徴

代表的な人工甘味料の種類はアスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースがあり、特徴が下記のとおり異なります。

これらの人工甘味料は、ジュース、スポーツドリンク、コーヒー、ゼリー、菓子、デザートなどさまざまな食品に使われています。

「カロリーゼロ」「糖類ゼロ」の目的のほかにも、使用量が少なく済むことから、コストダウンを目的として取り入れられることもあります。

また、人工甘味料はカロリーが低いだけではありません。血糖値に影響を与えないことも知られています。これは人工甘味料には、血糖値を上昇させるブドウ糖が含まれないことが理由です。

血糖値が気になる方でも、甘いものを楽しみたい場合に活用されています。