フライパンパエリアの5つのポイント
パエリアはスペイン料理の代表選手。ちょっとハードル高い印象のお料理ですが、おうちパエリアならルール無用! 気軽に楽しめます。
いつものフライパンでOK!
パエリア鍋やオーブンがなくても大丈夫。直径24~28cmの家庭用フライパン1つで、美味しく炊けるポイントを伝授します。
いつものお米でOK!
スペインのお米は、形状も水分量も日本のお米によく似ています。本場のお米を取り寄せなくても、いつものお米で十分。
残ったら冷凍OK!
白いご飯同様、ラップで包んで1か月ほど冷凍保存できます。苦手な温度帯(0度付近)があるので、自然解凍ではなく電子レンジで急速加熱します。
IHでもOK!
煮詰めて炊くフライパンパエリアなら、分量も工程もガス同様に作れます。底面が焦げやすくいので、炊くときはレベル弱で様子をみてください。
米1:水1.5が基本
米1カップ(約180g)に対して、水300mlが基本。白米を炊く時より水分多めで炊きます。トマト缶や白ワインなどが入るときは、水の量を減らします。
これがおうちパエリアの5つの基本。少しはハードルが下がりましたか? では基本のパエリアの作り方で、詳しく解説してみましょう。
フライパンで作る基本のシーフードパエリア
日本でパエリアといえば、やっぱりシーフード。 魚介のうま味たっぷり、人気の漁師風パエリアは、華やかトッピングでパーティーにもピッタリです。
【材料2人分】
米 1カップ(180g)
えび 4尾
あさり 100g
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1片
A水 250ml
A塩 小さじ1/2
Aサフラン 1つまみ(0.1g)
オリーブオイル 大さじ2
クレソン・ミニトマト 適宜
【作り方】
1.サフランをアルミ箔で包み、150度に熱したオーブン(またはトースター)で30秒ロースト(焦げやすいの焼きすぎに注意)。乳鉢で粉末状にします。乳鉢がなければアルミ箔に包んだまま両手でくしゃくしゃにもんで細かく粉砕してもOKです。
2.フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、えびを加えます。焼き色がついたら一旦取り出します。ここはえびに火を通すというより、えび殻のうま味をオイルにうつすイメージで。
3.にんにく、玉ねぎをみじん切りにします。2の残ったオイルににんにく、玉ねぎを加え、しんなりするまで炒めます。
4.米を加えて炒め合わせます。乾燥した米は最初の水分を一気に吸い込むので、洗わず加えるとだしを効率よく含ませることができます。気になる方は無洗米を使ってもOK。無洗米は一般的なお米より小粒ですので、カップではなくグラムで計量。また、新米は水分を多く含んでいるので、水を10%ほど減らしてください。
5.Aを加え、沸騰したら中火にします。内側と外側を入れ替えるようにゆっくり混ぜながら、3~5分煮詰めます。
6.スープが半分くらいまで煮詰まり、フライパンの底が見えるようになったら炊き始めの合図。えび、あさりをのせ、蓋をして弱火で15~18分炊きます。
7.最後におこげを作ります。蓋をはずして中火にし、パチパチと音が聞こえて香ばしい香りがしてきたら完成。1分ほどが目安です。クレソン、ミニトマトをトッピングして華やかに仕上げます。
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シーフードのフライパンパエリア
配信: Nadia