PTA役員をやってみて分かったこと
最近、PTA不要説が強くて、PTAを廃止する学校やPTAを委託業務に出している学校が増えているそうですね。
そんな中、娘の小学校はPTA活動が活発な方ですが、急にPTAの本部役員を打診されました。正直、大変というウワサが多いし、フルワークで平日の出席は難しいし、フルワークが故に土日は習い事があるので送迎あるし…私に勤まるかな…というのが、最初に考えたことです。
なので、「仕事でなかなか対応できないこともあるのですが…」と、消極的な返事を一旦したのですが、「仕事は皆さんされているので」と返ってきたので、「そりゃ、そうですよねー」となって引き受けることにしました。
引き受けてみて、わかったことは、PTAの活動ってすごく意義がある！ということです。
まずは、先生方と保護者の窓口をつなげること。学校は区や国の方針や決定に則って行わなくてはならないことがありますが、実態に則してなかったり、地域性を加味されてなかったり…正直、負担でしかなく、意味あるのか!? という決めごとなどがあります。
でも、PTAを通じて保護者の総意として学校に申し入れをすると、学校側も区へ対応の改善など求めていけます。
他に、地域の人々と学校の橋渡しをしています。先生方はあくまでも仕事で学校に来ているので、地域の人に生徒の安全のためとは言え、見守りや行事への協力を求めることに限界があります。
でも、PTAは地域住民の一部なので、地域の一員として商店街やOB、町会に協力をお願いできます。地域の見守りやコミュニティが強いことが、子ども達の安全安心にとても大切なことは、保育園と違って一人で登下校や習い事等に行くようになる小学生の親になってすごく身にしみます。
最後に、PTA活動があることで学校の様子がよくわかるようになります。学校公開では授業の様子はわかりますが、どんな親御さんがいるのか、どんな家庭のお友達がいるのか、など何となくわかるようになります。
保育園や園と違って、親同士が学校生活に関わる機会がグッと減るからこそ、PTAは親として子ども達の学校生活を良くして行くために活用できる、大切な活動なのではと思いました。
PTAってどのくらい大変なの？
PTAが大切なのはわかるけど、大変だったら無理じゃないの？と思われるかもしれません。娘の学校は、全ての保護者が何かしらのPTA活動に携わるのが決まりとしてあります。
PTA活動と言っても、教育授業の参観の割り当てなども含むので、1年に1回協力するだけになります。娘の学校の場合、全てを少人数で賄おうとするとすごく負担ですが、みんなが少しずつ担うことで一人一人の負担が減っているように思います。
また、私がやることとなった本部役員については、委員長など確かに活動が多かったり、負担が大きいものもあるかもしれません。（やったことないのでわからない部分ですが…）と不安に思っている人のために、一例としてどんな感じか報告します。
私がやっいる本部役員の書記は主な役割は会議の議事録作成と配布物のコピーです。テープ起こしして、取りまとめて、印刷する、という作業になりますが、今は学校にも複合機が導入されていたり、録音機の音質も良くなったり、無料の自動文字起こしアプリがあったり、エクセルやワードが普及されていたり…一人当たりの作業時間は全然大したことありません。
1回の会議で一人当たりの分量が10から20行くらいで、それを年に数回。正直PTAの仕事は、フルワークで残業も多い仕事ですが調整できる範囲だな、というのが感想。
なので、大変だからすぐにPTA不要だ！となる前に、PTAのあり方や仕事の回し方を見直す必要があるのかも、と思いました。委託に丸投げとかせずに、PTAの仕事の回し方をコンサルしてくれる業者を入れるなどすることで、学校と地域と保護者のコミュニケーションが良好となるのでは？
PTAは意外と保護者にとっては利用できるありがたい枠組みかも。
新米PTA役員の感想ですが、少しでもPTAに対する恐れがなくなれば幸いです！
＜ぎゅってブロガー／ナフォリタン＞
東京下町在住、7歳女の子、4歳男の子のママで技術系フルタイムワーカーです。 旅行（20か国ほど）、スノボ、茶道など趣味多めですが、今は子どもと過ごす週末を楽しくすることが一番の歓びです。そんな週末の発見や体験など、等身大レポをお届けしたいです。
Instagram:https://www.instagram.com/naforitan
配信： ぎゅってWeb
