海藻で美肌をキープしよう!手軽に続けられる工夫は××?

第114回 注目のビューティーフード情報をまとめてチェック!
【まごわやさしい】のフレーズを知らない人はいないと思いますが、その中の【わ】=ワカメなどの海藻類、摂っていますか?食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で海の野菜とも呼ばれる海藻。あなたの食生活に取り入れやすくする工夫をご紹介します。

ワカメだけじゃない!海藻は美肌の強い味方

海藻と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?

ワカメ、ひじき、海苔、昆布、青のり、あおさ、もずく、めかぶ、おきゅうと、天草(てんぐさ)から作られる寒天・ところてん、ツノマタ、あらめ、アカモク…

全国で通年手に入るものだけでも10種類以上あります。どれも食物繊維やミネラル・ビタミンを豊富に含み、紫外線ダメージを減らす抗酸化作用や新陳代謝を促して透き通った張りのある美肌を作る働きも期待されています。

ただどうしても主役になりにくい食材のため、うっかりすると何日も食卓に上がっていない!なんてことも。毎日お味噌汁に乾燥ワカメを入れています!ひじきの煮物を常備菜にしています!なら摂らないよりはベターですがちょっと残念。同じものを何日も続けて摂るよりは、様々な海藻を取り混ぜて少しずつ摂る方が、美容効果は相乗的にアップすると言われています。

海藻で美肌をキープしよう!手軽に続けられる工夫は××?

手軽に摂れる乾物で海藻をローテーションさせる

海藻は一度に沢山摂る必要はありませんが、できれば毎日少しずつ取り入れたいもの。そこであまり手間をかけずに食卓に出せるものとしては、やはり乾物がおすすめです。使い回しレシピは、ざっとあげられるだけでも以下の通り。

出汁として使う乾燥昆布の他に、粉末状の昆布や汁物にあとからのせればOKのとろろ昆布は水戻しの時間も不要ですぐに使えます。

ワカメはカットワカメをお味噌汁に入れたり生わかめを酢の物にしたりが定番ですが、どこのスーパーでも売られている海藻ミックスなら水戻し5分で複数の海藻が摂れるうえ、彩りも緑・赤・白と華やかになるのでいつものサラダにプラスするだけでワンランク上の副菜に。

ひじきは煮物にしたあとサラダに和える、ご飯に混ぜるなどアレンジを効かせたり、小分けにして冷凍保存してお弁当のおかずに入れたりと使い回せます。

海苔も刻み海苔にして豆腐にトッピングするだけでなく、和え物やナムル、サラダなどに混ぜるだけで居酒屋のおつまみ風に早変わり。香りも栄養価もアップしていいこと尽くめです。

青のりや青さはお味噌汁の他、茶色くなりがちな揚げ物や炒め物に振りかけるほかに、卵焼きに混ぜ込んでみても良いですね。

ボイルされた状態や味付きのパックで売られているのをよく目にするもずくやめかぶも、乾燥タイプのものがあります。これなら少量ずつお味噌汁に入れる、炊き込みご飯に混ぜる、切り干し大根と一緒に漬物風にするなど色々使い回せますよ。

こんな具合で一通り乾物を揃えておけば、いつものおかずがグレードアップしたり、副菜が一品プラスできたりとお役立ち度の高い海藻の乾物。あなたのより上質な食生活と美肌に貢献できれば幸いです。

海藻で美肌をキープしよう!手軽に続けられる工夫は××?

■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

この記事を書いた人

中川 瑞穂
日本ビューティーフード協会
日本ビューティーフード協会ビューティーフードマイスター・認定薬剤師 薬剤師として働く傍ら、クスリに頼らない予防医学のススメとして、体に良いものを美味しく食べて体と心を整える情報を発信している。
日本ビューティーフード協会ビューティーフードマイスター・認定薬剤師 薬剤師として働く傍ら、クスリに頼らない予防医学のススメとして、体に良いものを美味しく食べて体と心を整える情報を発信している。

この記事を監修した人

日本ビューティーフード協会 代表理事 鈴木梨沙
日本ビューティーフード協会 代表理事 鈴木梨沙
体の内側から整えキレイと幸せをかなえる一生持続可能な食事を提案する専門家として、延べ1200名以上の方にセミナー講演会を実施。著書「美女になる簡単ヘルシーダイエットBook」がある。
体の内側から整えキレイと幸せをかなえる一生持続可能な食事を提案する専門家として、延べ1200名以上の方にセミナー講演会を実施。著書「美女になる簡単ヘルシーダイエットBook」がある。