永久保存…夫婦の秘密メールとは?

第28回 インターネットメディア「STANDBY」
世の中を切り取るインターネットメディア「STANDBY」。今回は夫婦の間でのメールの保存について、アンケート調査の結果を紹介する。
メールを保護したはいいものの、男性の20.7%、女性の25.4%が、そのまま「見返すことはない」と回答。機種変した昔のケータイなどを久しぶりに見てみると、自分でも忘れていた意外な感動メールに出会える可能性も?  写真提供:xiangtao / PIXTA(ピクスタ)
メールを保護したはいいものの、男性の20.7%、女性の25.4%が、そのまま「見返すことはない」と回答。機種変した昔のケータイなどを久しぶりに見てみると、自分でも忘れていた意外な感動メールに出会える可能性も? 写真提供:xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

病める時も健やかなる時も共に歩むことを誓った夫婦。そんな2人の間には、思い出に残る大切なメールの1通や2通がきっとあることだろう。そこで、20~40代の既婚男女222人(男性111人、女性111人)に「夫/妻からのメールを保護したことがあるか」についてアンケート調査を行った。

〈夫/妻からの思い出のメールを保護したことがある?〉

【男性(妻のメールを保護したことがある)】
・ある 52.3%
・ない 47.7%

【女性(夫のメールを保護したことがある)】
・ある 53.2%
・ない 46.8%

男女ともに約半数が、大切なメールのやりとりが消えてしまわないよう、保護したことがあると回答。思い出のメールを大切に思う気持ちに、男女の差はあまりないようだ。では、保護しているメールは一体どんなものなのか? その内容についても見ていこう。

【恋人時代のメール】
「告白した時の感謝のメール。『今後ともよろしくお願いします』と言われて嬉しかったときを思い出します」(男性・35歳)
「会えない日に写真付きのメールをもらってうれしかった」(女性・38歳)
「妻と付き合いはじめの頃のやり取りは、そのまま残している」(男性・35歳)
「遠距離恋愛だったので、『次に会うときまでがんばろうね』と送り合って絆を深めた」(男性・35歳)

【結婚に至るまでのメール】
「プロポーズのメール。すぐ隣にいるのに、恥ずかしくて言えないからってメールで送ってきました」(女性・41歳)
「結婚することが決まった時に、これから一緒に頑張ろうという趣旨のメールをくれた。自分の気持ちとぴったり重なったことが嬉しくて何度も読み返した」(男性・38歳)
「ウェディングドレスを試着に行った時の写真」(女性・41歳)
「明日から一緒に住むという日の前日に『よろしくおねがいします』というメールが送られてきて嬉しかった」(男性・29歳)

【結婚後のメール】
「はじめての結婚記念日に『これからもずっとよろしく』とメールをくれた」(女性・32歳)
「妊娠中に夫が単身赴任。辛くて寂しい時に『大丈夫だから、ごめんね』等の優しい言葉が並んでいて励みになった」(女性・36歳)
「お正月にかならず毎年、その年の抱負をお互いにメールする」(女性・38歳)
「『子供が初めて立った』という報告メール」(男性・40歳)

そのほか、「仕事のことで悩んで落ち込んでいるときに、私のことを認めてくれる内容のメールをくれた。文章を書くのが苦手な人が頑張って書いてくれたんだと思うと、ますます嬉しくて消せなかった」(女性・36歳)や、「『でっかいウ○コがでたよ~』と真夜中に」(男性・35歳)など、感動的なものから笑いを誘うものまで、どのメールも夫婦の歴史を感じさせるものばかり。

では、そんな保護したメールはどんな時に見返している?


〈保護したメールはどんな時に見返す?〉
※「保護したことがある」と回答した男女117人に質問、複数回答

【男性(妻からのメールを見返す時)】
1位 元気を出したい時 39.7%
2位 思い出に浸りたい時 31.0%
3位 見返すことはない 20.7%
4位 夫/妻への愛情が高まった時 15.5%
5位 人に見せてノロケたい時 10.3%

【女性(夫からのメールを見返す時)】
1位 元気を出したい時 33.9%
2位 思い出に浸りたい時 35.6%
3位 夫/妻への愛情が高まった時 25.4%
3位 見返すことはない 25.4%
5位 夫/妻への愛情が薄れてきた時 13.6%

男女ともに「元気を出したい時」という結果。ただ、男性の4位に「ノロケたい時」がランクインしているのに対し、女性の5位は「愛情が薄れてきた時」なのがちょっと切ない…。とはいえ、保護したメールを見返すことで愛情が高まる(補充される?)のは間違いない様子。

結婚してからメールの頻度が減ったという夫婦も、ときおり思いの丈をメールで送り合うクセをつけておくと、後々新鮮な気持ちを味わいたくなった時に役立つかもしれませんよ!
(有栖川匠)

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世の中を切り取るインターネットメディア「STANDBY」が配信する記事です。
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