毎年4~5月にのみ展示される国宝「燕子花図屏風」と庭園のカキツバタは必見。南青山「根津美術館」

毎年4~5月にのみ展示される国宝「燕子花図屏風」と庭園のカキツバタは必見。南青山「根津美術館」

表参道の根津美術館の見どころをご紹介。国宝7件を含む多彩な収蔵品と1万7000m2の美しい庭が魅力。根津美術館のアクセスやランチにぴったりなOZ厳選レストランも要チェック

国宝7件を含む多彩な収蔵品と1万7000㎡の美しい庭が魅力

根津美術館の建物は、建築家・隈研吾氏が手がけた和風家屋を思わせる大屋根が印象的で、根津家の私邸だった頃の面影を残す1万7000㎡に及ぶ日本庭園の散策が楽しめるのも魅力のひとつ。

国宝7件を含む所蔵品は、絵画、書蹟、彫刻、陶磁、漆工、染織、金工など多岐にわたる。年間7回の展覧会では、毎回テーマを変えてさまざまな分野の古美術品を紹介。庭園の緑を背景にしたエントランスホールの仏像展示や、メインの展覧会のテーマや季節に関連した同時開催展も行っている。英語の解説も充実しているので、外国の友人を案内するときにはおすすめ。

庭園でカキツバタが咲く毎年4~5月にのみ展示される尾形光琳筆の国宝「燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)」は、本物の花とぜひ見比べたい。「日本人が大切に受け継いできた、古美術品の世界をどうぞお楽しみください」と広報担当者さん。美術鑑賞と庭園散策で、心豊かな時間を過ごせるはず。

燕子花や双羊尊など代表アイテムのシリーズが揃うショップ

ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは、定番の作品絵はがきや図録などのほか、所蔵品をモチーフにしたオリジナルグッズが充実。国宝「燕子花図屏風」をモチーフにした「燕子花シリーズ」は、「クリアファイル」(A5サイズ250円・A4サイズ300円など)、「一筆箋」(縦型・横型400円)、「ハンカチ」(1200円)、「3寸皿」(1500円)、香り箱(15000円)などさまざまなグッズが揃う。また、二体の羊が背中合わせになった古代中国の青銅器で重要文化財の「双羊尊(そうようそん)」をモチーフにしたシリーズは、「変形カード」(200円)、「A5クリアファイル」(250円)、「ガーゼハンカチ」(900円)などオリジナルグッズが豊富。燕子花と双羊尊は、根津美術館を代表するふたつのモチーフとなっている。企画展関連グッズのほかにも季節の展示にちなんだアイテムが揃うので、おしゃれなグリーティングにおすすめ。

関連記事: