「思い出の品」とどう向き合う?
整理収納アドバイザーFujinaoです。
お片づけの現場で思い出の品の選別に苦戦をする方を多くみてきました。
子供の作った作品や赤ちゃんの頃の服、そして独身の頃のコレクションや趣味のものなど…。
毎日使う実用的なモノではない、だけど手放したら2度と手に入らないかもしれないからこそ悩んでしまう「思い出の品」というジャンル。
今回は、そんなモノ達とどう向き合っていけばいいのかをミニマルな暮らしをしているFujinaoが解説していきたいと思います。
大前提として「今」が一番大事
片付けられない、モノが捨てられないというお家では「子供部屋として使う予定だった部屋がモノで埋まってしまい、子供に部屋を与えられない」「子供がお友達を呼びたがっているが散らかっているのでずっと断っている」などという問題が発生しています。
とあるお客様は、子供がもう中学生になるのにまだ部屋にはアンパンマンやしまじろうのおもちゃ、そしておしゃぶりまでもが部屋中に転がっているような状態でした。
お母様は「思い出があって手放せない」と言うけれど、そのせいで掃除がまともにできず、子供がその部屋で勉強することも、もちろん友達を呼ぶこともできません。
そこで改めて一つ一つのモノと向き合って選別していくと、実はほとんどのモノを手放すことができて、部屋はすっきり。
自分だけの空間をやっと手に入れることができたお子様は「明日、お友達を呼んでもいい?」と大喜び。
それをみているお母様も、とっても嬉しそうな顔をされていました。
過去のモノに占領されていて活用できていないお部屋と、「今」と「未来」を楽しむことができるお部屋。
どちらが素敵でしょうか?
もちろん、今、そしてこれから先に楽しい思い出を作ることができる空間ですよね。
思い出の品の選別において大切なのは過去に目を向けることではなくて「今」に焦点を合わせることなのです。
配信: michill(ミチル)