他人のスマホ“覗き見”事件簿

第33回 インターネットメディア「STANDBY」
ソフトバンクセレクションの調査によると、“ガッツリ”ケータイを覗いたことがある人は、なんと全体の14%にのぼるという。“ふと”見えてしまうならまだしも、言い訳が立たないだろう。くれぐれもお控えを…  写真提供:ababaka / PIXTA(ピクスタ)
ソフトバンクセレクションの調査によると、“ガッツリ”ケータイを覗いたことがある人は、なんと全体の14%にのぼるという。“ふと”見えてしまうならまだしも、言い訳が立たないだろう。くれぐれもお控えを… 写真提供:ababaka / PIXTA(ピクスタ)

「77%」――これは電車やバスの中で“ふと”他人のスマホ画面を見てしまったことがある人の割合だ(SoftBank SELECTION「通勤・通学に電車やバスを利用するスマートフォンユーザー 500人へのスマートフォン利用実態調査 2015年4月」より)。マナー違反だが、ほとんどの人が他人のスマホを覗いたことがある模様。

たしかに、なぜか気になる他人のスマホ。つい覗いてしまったら大変なものを目にすることも…。公共交通機関だけでなく、様々な場面で、どんなものを見てしまったのか、その“証言”を集めてみた(編集部調べ)。

■男はつらいよ… ~バス編~
「バスの車中、前席に座るイケメンが女性とのLINEで悩んでいた。『食事に行こうよ♪』と打ったそばからすぐに消し、『食事にでも行きましょう』などとニュアンスを微妙に変えている。そしてついに彼が送ったのは『また食事に行ければ幸いです』。『イケメンよ! もっと自信を持て!!』と後ろから肩を揺すってやろうかと思った」(28歳・女性)

■何があったの? ~カフェ編~
「友達A、Bとのディズニーランドからの帰り際、カフェのテーブルにケータイを並べ、撮った画像を見せ合っていた。Aの画像はよく撮れていて、Bは『LINEで送って!』と言ってトイレに立った。さっそくAはそれをBに送ろうとしたのだが、その瞬間『ブロック中』という表示。Aは何食わぬ顔でブロックを解除して画像を送信。そしてBを再びブロック。Aのスムーズなブロックさばきに私は見てはいけないものを見たと思った」(24歳・女性)

■意外な一面 ~会社編~
「ケータイのバイブで職場のデスクが振動。振動が収まらないのでデスク回りを歩いて探していると、電話中の気難しい上司のデスクで振動するケータイを発見。上司はとっさにケータイを隠すようにポケットにしまったが、私は見てしまった。画面に表示される奥さんの名前の脇にハートマークが付いていたことを。上司が少しかわいく思え、勝手に親近感を覚えた」(27歳・男性)

■お母さんやめて! ~実家編~
「帰省した際、スマホを購入した母に使い方を伝授。しかし、再び帰省した際も上達は見られない。『何してんだよ!』と覗き込んだら、ホーム画面には息子である自分の画像。すぐに変えさせたが、同じ画像に戻していた。母の愛を感じるけど、それよりも恥ずかしさが…」(28歳・男性)

■もう二度としません ~電車編~
「電車内で隣に座る女性が、ぼくの好きなサイトを見ているのが目に入り、いつの間にか画面を覗き込んでしまっていた。しばらくすると彼女はそのサイトを閉じ、ツイッターに『今電車だけど、隣の男に覗かれてる気がする。キッショ』と投稿。それ以降、他人のスマホ画面が目に入ると怖くて仕方がない」(23代・男性)

スマホはプライベートなツールゆえ、中身をみれば人となりがまるわかり。見えてしまうのは仕方がないが、立場が変われば話は違う。気になっても覗かない自制心が必要だろう。
(川田椅子)

通勤・通学に電車やバスを利用するスマートフォンユーザー 500人へのスマートフォン利用実態調査 – SoftBank SELECTION

配信元

STANDBY
STANDBY
世の中を切り取るインターネットメディア「STANDBY」が配信する記事です。
世の中を切り取るインターネットメディア「STANDBY」が配信する記事です。