単なる連絡手段にとどまらず、さまざまな個人情報を含むスマホ。万が一紛失すると、悪用の恐れもあるので一大事だ。
スマホセキュリティアプリを開発する「Lookout」の発表によれば、日本人の5人に1人はスマホ紛失の経験があるそう。紛失場所には、「公共交通機関」「お店やショッピングセンター」が同率で1位(16%)、3位には「飲食店」(14%)がランクイン。気づかぬ間に電車の中で落としたり、レストランに置き忘れたり…なんてことにならないように気を付けたいところだ。
しかし、年末年始の飲み会で酔って注意力が散漫になり、スマホをなくしたなんて人もいるのでは? そこで、周囲の友人らに「酔ってスマホをなくした経験」があるかを聞いてみた。すると、出るわ出るわの紛失劇! その一部をご紹介しよう。
スマホ紛失をきっかけに恋の予感!?
「酔って記憶をなくすことが多く、スマホ本体の裏側にPCメールのアドレスと『届けてくれた方にお礼をします』と書いた紙を貼っておきました。紛失の翌日、女性っぽいアドレスから『駅前の交番に届けた』とメールが。 『お礼します!』と連絡したら、『私も時々なくすので、お気になさらずに』という返信。恋に落ちそうでした」(32歳・男性)
客先に連絡しようにも、社用携帯が…
「客先に連絡しようとした朝一に社用携帯がないことに気づきました。慌てて前日一緒にいた人らに連絡したところ、間違えて持って帰っていた人が。とりあえず見つかったので、会社には報告せずにすみました(苦笑)」(28歳・女性)
GPS機能を駆使し、スマホ奪還!
「なくしたスマホをGPSで追跡したら位置が動いていて、見ると山手線の線路上。ノートPCを片手に別のスマホでテザリングし、一周回ってきた同じ車輌に乗りこんで見つけました」(31歳・男性)
音信不通であわや警察沙汰
「待ち合わせに遅刻しそうで、べろべろ状態だったもののの全速力で向かっていました。ところが、どこで落としたのかスマホがない! 待ち合わせを『駅』としか決めていなかったので、相手に会えず…。翌日、『事件かと思って警察に届けるところだった』と怒られました」(33歳・女性)
機種変直後で、キャリア変更を余儀なく…
「酔っぱらって電車で寝ていたら、iPhoneが消えていた。機種変直後だったため新しく購入できず、別キャリアへの乗り換えをショップで勧められました。キャンペーンで新機種の実質負担はなかったものの、元の機種代がまだ割賦で残っています…」(36歳・男性)
ちなみに、Lookoutの調査では、スマホ紛失経験者の44%がデータを回収するのに5万円までなら支払ってもいいと回答。たしかに、その金額で大切なデータ類が戻ってくるなら安いものかもしれない。
とはいえ、スマホをなくさないにこしたことはない。お酒の席は楽しいが、くれぐれも酔っ払いすぎによる紛失にはご注意を!
(南澤悠佳/ノオト)