災害時にないと困るもの11選!事前に揃えて災害時に備えよう

災害に直面したときに、必要なものがなくて困ることは避けたいですよね。あらかじめ災害時になくて困りがちなアイテムをチェックして、足りないものがあれば買い足しておきましょう!

あわせて、災害時に必要なかったものや、災害時に売り切れになりやすいアイテムも紹介します。災害用の備蓄を充実させて、被災時の不安を少しでも軽減させましょう。

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災害時なくて困るもの

災害時に「これがあったら良かったのに」となりがちなものを、在宅避難・避難所・赤ちゃんがいる場合の3つの状況に分けて計11アイテム紹介します。「なくて困るもの」は「必須アイテム」ということでもありますね。備蓄する量が足りているかもチェックしましょう。

在宅避難の場合

被災後、家屋に倒壊や浸水などの危険がない場合は、在宅避難が基本になります。在宅避難で、ないと困りがちなアイテムはこちらの4つです。

飲・食料品

すでに非常食や飲料水を備えているという人も、量と賞味期限の確認を忘れずにしておきましょう。

非常食・水は、最低でも3日間、できれば7日間、支援なしで過ごせる備蓄があると安心と言われています。

非常食は1日3食、飲料は一人あたり1日3Lが目安です。家族全員が3日過ごせる量を用意できていますか? 現在の備蓄の量が足りていなければ足しておきます。

簡易トイレ

上水道・下水道が使えなくなった場合、簡易トイレは必ず必要になります。

こちらも最低3日分、できれば7日分の備えが推奨されています。「1人1日当たり5回×3日×家族の人数分」が必要ということで、例えば3人家族なら、5回×3日×3人=45回分になります。

簡易トイレを使った後、ゴミの回収が行われるまで、どこでどのように保管しておくのかまで考えておきたいですね。

懐中電灯

夜間に停電になった際に必須の懐中電灯は、長い時間過ごす場所に置いておくと便利です。寝室や家族が集まるリビングなど、自分ならどこに置いたら便利かも考えて設置しましょう。

電池の残量を定期的に確認するのも忘れずに!

現金

現金を持ち歩かない人も増えていますが、停電が続くとお店でのキャッシュレス決済ができなくなることもあります。災害時用に現金を用意しておけばそんな場合でも買い物ができるので安心です。

一万円札より、千円札や小銭を多めに用意するのがおすすめです。

避難所の場合

自宅に留まるのが危険な場合は、近隣の避難所に避難することになります。自宅避難用の災害用備蓄とともに、非常用持ち出し袋を準備しておきましょう。

着替え

季節に合った着替えを常に用意しておくため、非常用持ち出し袋も衣替えが必須です。夏なら通気性の良い衣類、冬場は防寒着も用意しましょう。下着の準備も忘れずに。

衛生用品

歯ブラシやタオル、ドライタオルやボディシートといった洗面用具があると、少しは快適に過ごすことができます。また、生理のある方は生理用品も必要ですね。

感染症予防のためのマスクや、手指消毒のためのアルコールもあると安心です。

医療品

いつも飲んでいる薬や、簡単なケガの手当てができるばんそうこうや包帯、消毒液もあると良いですね。

体調を崩す人も多い避難所では、風邪薬や胃腸薬、頭痛薬などもあると安心です。

モバイルバッテリー

情報収集や、家族との連絡、気晴らしなどにもスマートフォンは必須のアイテムです。充電切れに備えてモバイルバッテリーと、使用する機器に適合する充電用のケーブルもあわせて用意しましょう。

赤ちゃんがいる場合

赤ちゃんがいる場合は特別なアイテムが必要です。被災後初期の段階では赤ちゃん用のアイテムがちゃんと手に入るとは限らないので、自分である程度の量を用意しておくと良いでしょう。

成長に合わせたアイテムが用意できているか、常に見直し、入れ替えておくようにしましょう。

おむつ・おしり拭き

平常時に必要な量より1パック多めに用意して、ローリングストックするのがおすすめです。おしり拭きは、おむつ替え以外にも、入浴できないときに身体を拭いたり、食事の際に口周りを拭いたりなど色々な場面で活躍するので、多めにあると良いですね。

粉ミルク・水

粉ミルクや調乳のための水、液体ミルクや使い捨て哺乳瓶・乳首など、使い慣れたアイテムを用意しておきましょう。

離乳食

子どもの成長段階に合わせたベビーフードに常に入れ替えておきましょう。食器が用意できないときはカップやビンに入ったものが便利です。使い捨てできるスプーン(子どものサイズに合わせたもの)もあわせて用意します。

災害時に「必要なかった」の声があったもの8選

ここからは、事前に準備していたものの、実際の災害時には使わなかったという声も多いアイテムを8つ紹介します。災害時にこれらのアイテムが便利だった、という人もいますので、必ずしも不要というわけではないですが、災害時の備えとして新たに購入する場合はよく検討したほうが良いかもしれません。

テント

在宅避難ができない場合でも避難所に行けば雨風をしのげるため、テントを広げる必要はありません。プライバシー確保や感染予防のためにテントを備蓄する自治体も増えており、災害用に新たに購入する必要性は低いです。

手で回して使う防災グッズ

手回し式のラジオや懐中電灯もありますが、手を動かしながら使うのは体力を消耗することから、不要という声があるのもうなずけます。電池式のものを用意して、電池の備蓄を多めにしておくと良さそうです。

ロープやナイフ

実際の被災の場面ではサバイバルな状況になることは少なく、活躍の場面は少ないかもしれません。特にロープは結び方の正しい知識がないと使いこなせません。

ロープの代わりにガムテープ(布テープ)、ナイフの代わりにハサミ・カッターや十徳ナイフを用意したほうが実際の場面では活躍しそうです。

ウォーターサーバーの水

大容量で重たいものが多いので、扱いにくく感じることがあるかもしれません。500ml~2Lのペットボトルの水を備えたほうが、直接口をつけて飲むこともでき、持ち運びも便利です。

携帯用浄水器

飲料水は早い段階から支援が行われます。上水道が使えなくなっても給水車での飲用水の配布があるため、飲料用ではない汚れた水をわざわざ飲まなければならない機会はほとんどないといって良いでしょう。

浄水器を用意するなら、ペットボトル入りの飲料水を多く用意するのをおすすめします。

大容量ポータブル電源

重たくて扱いにくく高価な上、停電になってもライフラインの中でも電気の復旧は比較的早いので不要だったという声もあるアイテムです。

小型のモバイルバッテリーを複数用意したり、ソーラー充電ができるモバイルバッテリーを用意する方が安価で持ち運びも楽ですね。

カップ麺

被災後に熱湯を準備するのは難しいことも多く、非常食の中では比較的スペースを取るのも不要と言われる理由かも。ちなみにカップ麺は水でも調理できますよ。

毛布

毛布は避難所で用意されていることも多く、必要になれば比較的容易に手に入れられる物資の一つです。

持ち運びも不便で、悪天候の場合は濡れてしまう心配もあります。持ち運びに便利な薄手の防寒具を用意するのがおすすめです。

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