【東京都】江戸を救い東京を創った勝海舟ゆかりの地を巡る「勝海舟生涯探訪モニターツアー」開催

今年生誕200年を迎えた勝海舟の生涯に深く関わる、生誕・揺籃の地である墨田区、信義・激動の地である台東区、壮年・晩年の地である港区、安らぎ・永眠の地である大田区に存在する史跡を4区の協力・解説を得ながら巡る初のモニターバスツアー「勝海舟生涯探訪モニターツアー」が、8月24日(木)と9月28日(木)に実施される。

勝海舟の生涯を可視化するモニターツアー

コースは、東京駅鍛冶橋駐車場集合後、生誕の地(墨田区・両国公園)、西郷隆盛銅像/彰義隊戦死者碑(台東区・上野公園)、勝海舟邸跡(港区・赤坂子ども中高生プラザ)を回り、昼食(人形町今半池上本門寺店)をはさんで、西郷隆盛・勝海舟会見の碑(大田区・池上本門寺松濤園)、勝海舟夫妻墓所/南洲留魂詩碑/勝海舟記念館(大田区・洗足池)を巡る。

今回のツアーでは、江戸の歴史散策ガイドで定評のある中島令子さんがツアー全体のナビゲーター&コーディネーターを務める。

ツアーの5つのポイント

海舟は、文政6(1823)年1月30日、本所亀沢の父小吉の実家である男谷家に誕生した。墨田区・両国公園の「生誕の地」を、さまざまなエピソードを交えた現地ガイド付きで巡る。

台東区の「上野公園」では、痛恨の出来事であった上野戦争や、西郷隆盛の名誉回復に努め西郷隆盛像建立に至る苦心について、現地でガイドする。

港区の「勝海舟邸跡」は、勝海舟が明治5(1872)年から77歳で亡くなるまで27年間住んだ屋敷があった場所。発掘調査で出土した陶器類や、石碑を見ながら、専門の人から説明をしてもらえる。

さらに、西郷隆盛と勝海舟の会見の碑がある東京都史跡指定の名園、大田区「池上本門寺奥庭・松濤園」を特別公開。慶応4(1868)年4月に、両氏はこの庭のあずまやで江戸城明け渡しに関する会見をしたと伝えられている。専門の人の解説付きで観覧できる。

大田区の「勝海舟記念館」では、勝海舟生誕200年記念特別展を見学する。「勝海舟記念館」は、国登録有形文化財である旧清明文庫を活用し、全国初の勝海舟記念館として令和元年に開館した。

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