秋の花粉症も!大人も子どもも要注意
花粉症といえば春先のスギ花粉症を思い浮かべると思いますが、秋にも花粉症があるんです。その代表格は「ブタクサ属(キク科)」の植物による花粉症。線路脇や草むらなどに、1mくらいの高さで黄色い花が咲いている植物があるのですが、それがブタクサという植物です。この他にも「イネ科」「ヨモギ」なども秋の花粉症のひとつといわれています。
これら秋の花粉症の症状は、鼻水、鼻づまりなどの鼻の不調や目のかゆみ、風邪の初期症状のように体がかったるい、なんとなくだるい、という体の不調として実感する人も多いそうです。
最近は、花粉症を発症する時期の低年齢化が指摘されており、筆者の周りにもひどいスギ花粉症を持つ幼稚園児がいるほど…。ママはもちろん、お子さんも含めて、鼻水やくしゃみ、体のだるさ、元気がない、といった症状が長引く場合は、風邪と同時に、花粉症についても疑ってかかりつけ医に相談してみると安心かもしれません。
ママやお子さんがこれらの花粉症にかかっているのかをチェックするには、内科や耳鼻咽喉科、小児科の中でも、アレルギー専門医に相談をするのがおすすめですよ。
おすすめの花粉症対策とは?春のスギ花粉には舌下免疫療法も!
秋の花粉症対策としておすすめなのは、ブタクサはスギ花粉ほど遠くまで飛散しないという説もあることから、秋の花粉につながりそうな草花にはできるだけ近づかないというのも有効だそうです。
春のスギ花粉同様、マスクや眼鏡などの防御対策に加え、症状がひどくなる前に、病院に行って抗アレルギー薬の服用をはじめたり、抗アレルギーの目薬を使うのも症状緩和が期待できるといわれています。
また、ちょっと先ですが春のスギ花粉症対策として、今からはじめたい対策があるんです。それが筆者も実践中の「舌下免疫療法」というものです。血液検査で「スギ花粉症」と診断された場合にのみ受けられるのですが、スギ花粉の成分を含んだ薬を毎日服用することで、辛い症状が徐々に緩和されていくという治療法です。
この治療法はスギ花粉が飛散する時期は始めることができないので、今から始めるか、遅くても今年の11月ごろまでに、舌下免疫療法を行っている耳鼻咽喉科や内科、小児科に相談してみましょう。
辛い花粉症…、上手に乗り越えたいですね。