歯がきれいな人は若く明るく見える?! オーラルケアで若々しさをキープしよう
印象の良い歯並びや清潔な口元、笑顔=キュッと上がった口角には誰しも好印象や健康的で若々しいイメージをもちますよね。ところが、35歳以上で80%の人が歯周病を発症していると言われています。
歯周病とは、細菌感染が引き起こす炎症性の病気です。細菌は歯と歯ぐきの隙間に細菌の塊である歯垢(プラーク)をつくり、さらにそれが硬い歯石になります。この細菌が歯ぐきの炎症を引き起こし、歯周ポケットという深い溝を形成していきます。溝が深くなると歯ぐきの腫れや出血、歯のぐらつきが目立つようになります。
かつては口だけの病気と思われていましたが、肥満や糖尿病、動脈硬化、骨粗鬆症などの病気との関わりも指摘され、さらには早産や低体重児の出生にも関わっていると言われています。
そして見た目の問題として歯周病を放置すると歯ぐきがやせて下がってしまうため、歯の隙間が目立ち、老けた顔に見られる可能性があるのです。
歯周病の原因としては歯磨きが不十分である他、喫煙、ストレス、不規則な食生活などが考えられています。
◆歯周病のセルフチェックリスト◆
・ 口臭がする
・ ブラッシングの時に出血する
・ 歯ぐきがやせてきた、歯が長くなった気がする
・ 歯と歯の間にものが詰まりやすい、歯並びが悪くなった
・ 歯ぐきが赤く腫れている、触ってぐらつく歯がある
当てはまるものが一つでもあれば歯周病の可能性があります。早めに歯科でしっかりチェックしてもらいましょう。
プロフェッショナルケアとセルフオーラルケアの合わせ技で美しい歯をキープしよう
オーラルケアに欠かせないのは何といってもプロによる定期的なチェックです。少なくとも半年に一度は定期的に歯科受診をして疎かになりがちな部分のケアをしてもらいましょう。そして毎日のセルフオーラルケアで、できるだけ良い状態をキープしたいですね。どんなに疲れていても寝る前の歯磨きだけはしっかりと行いましょう。そしてプラスαのケアをご紹介します。
<歯磨き編>
歯ブラシの硬さは『やわらかめ』または『ふつう』がおすすめです。個々で合うものが異なるので行きつけの歯科医院などで一度相談してみましょう。
歯磨きはできるだけ軽い力で磨き、歯ブラシは約1カ月で交換しましょう。さらに歯間ブラシやフロスを使い、歯間の歯垢を取り除いてください。歯ブラシの先が開くのが早い人は力をかけすぎていて、歯ぐきに余計な負担がかかったり実際は磨けていなかったりするため、歯ぐきが下がる原因につながります。
<トレーニング編>
頬や鼻の下を膨らませます。口の周りの筋肉を鍛えると唾液の分泌量が増えて口内が清潔に保たれるほか、ほうれい線のケアにもつながると言われています。
どれも慣れてしまえば簡単なことですが、いつもよりちょっと丁寧に歯や口元をケアしてあげることで少しずつ良い変化が現れるはず。日頃からオーラルケアを心がけていきましょう。