幼稚園生の長女と生後2カ月の次女の育児中、突然の頭痛に悩まされた妻。歩くのもつらいほどの頭痛ですが、夫は心配してくれません。頭痛を発症して1週間。近所の病院で薬を出してもらいましたが、一向に良くならず、我慢の限界を迎えた妻は総合病院に行くことを決意します。そこでCTをとったのですが……。
そりゃ痛いはずですよ!
とても混んでいる総合病院。
妻の病院を理由に仕事を休みたくなかった夫にさんざん文句を言われつつ、内科の待合室で2時間待たされます。
しかし頭痛に耐えきれず、倒れ込んだ妻。そんな様子を見た、看護師さんの計らいで脳神経内科へ移動させてもらえ、すぐにCTをとることになったのですが……。
CT検査結果をみた医師は、「どうしてもっと早くに病院へかからなかったんですか」とひと言。それを聞いて焦る夫。
妻の頭痛は、脳の血管が血栓によって塞がれていたことが原因でした。
病名は「脳静脈洞血栓症」。そして、医師からは即入院することを告げられました。
しかし夫は、妻の心配をするどころか育児や仕事の心配ばかり。
妻は怒り心頭、医師もあきれ顔です。
そして入院の準備をしてもらっている間、妻はここでもらった坐薬が効き、1週間ぶりに深い眠りにつくことができました。
◇ ◇ ◇
妻は頭痛の原因がわかり、ほっとしたのではないでしょうか。
血栓は誰にでもできる可能性があり、心筋梗塞や脳梗塞の原因になることもあるそう。思い切って総合病院に来てみてよかったですね。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
紙屋束実さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
関連リンク:闇落ち 女子トーク
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
関連記事: