できるだけ費用をおさえるために、中古車の購入を検討している方もいらっしゃるでしょう。しかし「中古車を購入することで後悔しないか」「中古車ならではの注意点はないか」など、さまざまな不安があるかもしれません。
今回は、中古車を購入した方が抱くことの多い後悔を、お金に関するものと、車に関するものとに分けて、ご紹介します。中古車を購入した方が、どのようなことで後悔することが多いのかを確認して、後悔しない車選びに役立てましょう。
中古車購入でよくあるお金に関する後悔
中古車購入時に多い「お金に関する後悔」は、おもに、以下の2点です。
●車検費用を考慮していなかった
●修理費用がかさんだ
車検までの期限が少ない中古車を購入した場合は、購入後、すぐに車検費用が発生します。さらに、車のメンテナンスノートの内容(修理歴)を確認せずに購入した場合は、修理や部品交換にお金がかさみ、結局、新車を購入する場合と同等のお金がかかってしまうことも。
コストをおさえるために、中古車を購入したにもかかわらず、余計に費用がかさんだとして、後悔するケースが多いようです。
また、新車購入時も同様ですが、登録手数料や車庫証明申請にかかる諸費用を計算に入れなかったために、想像以上に費用がかさみ、予想外の出費が発生した方もいらっしゃいます。
金額については、販売店に確認する・車検時期を確認する・修理歴を確認するという、三つのポイントを把握しておきましょう。
中古車購入で車に関するよくある後悔
中古車購入時には、車両自体に不満を感じることもあります。
とくに多い理由は、以下のようなものなどがあります。
●乗り心地が思っていたよりよくなかった
●においがきつい
乗り心地については、試乗することで、防げる可能性があります。シートの感触はどうか、ハンドルは握りやすいかなど、あらかじめチェックしておきましょう。
また「販売店で乗ったときは気にならなかったのに、次第に、においが気になってきた」というケースもあります。販売店では、換気をしたり消臭剤を使ったりして、においを消して管理することがあります。
しかし、たばこや香水のにおいなど、強いにおいは消しきれず、徐々に気になってきてしまうこともあるでしょう。
においに敏感な方や、ぜんそくの罹患(りかん)歴がある方、小さなお子さまのいるご家庭などは、中古車ではなく、新車を購入したほうがよいかもしれません。
配信: ファイナンシャルフィールド