消費期限に関わらず知っておきたい!鶏肉が傷んだサイン
鶏肉は傷みやすい食べ物であるため、保存状態によっては消費期限より早く傷むこともあります。
傷んだときの鶏肉のサインは下記のとおりです。
・弾力がない
・粘り気が出る
・白色や灰色のようになる
・腐敗臭や酸味のあるにおいがする
このような変化がみられるときは、消費期限に関わらず鶏肉を食べるのを控えた方がよいでしょう。
消費期限を過ぎた鶏肉を食べたらどうなる?
消費期限を過ぎた鶏肉を食べてしまった場合は、下記の症状を起こすことがあります。
・腹痛
・下痢
・おう吐
・発熱
必ずしも症状が出るわけではなく、また症状が軽く済む場合もあります。
高齢者や子ども、妊婦、体調の優れない方は抵抗力が低く、重症化することもあるため、体調の変化に注意しましょう。
鶏肉の食中毒で怖い「ギラン・バレー症候群」とは
鶏肉で食中毒を引き起こす原因となるのは、主にカンピロバクターという食中毒菌です。
「ギラン・バレー症候群」は、カンピロバクターに感染したときの後遺症として知られており、重症化すると麻痺や呼吸困難などの症状を起こすことが知られています。
感染後1~2週間後ごろから手足のしびれや力の入りにくさなどが出てきて、2~4週間後が症状のピークといわれています。
通常は入院治療が必要とされ、リハビリが必要となる場合もあるため、症状を感じた場合は医療機関の受診が必要です。
ギラン・バレー症候群の予防は、カンピロバクターの感染を防ぐことが大切であるため、消費期限を過ぎた鶏肉は、やはり食べないようにしましょう。
※参照:厚生労働省検疫所「ギラン・バレー症候群について(ジカウイルス感染症の関連を含む)(ファクトシート)」
配信: トクバイニュース