生食ではアニサキスに気をつけて!
刺身や寿司など、イカを生で食べるときには「アニサキス」と呼ばれる寄生虫による食中毒に気をつけましょう。アニサキスはイカなどの魚介類に寄生していることがあり、生きたまま食べると激しい腹痛や嘔吐などを引き起こすおそれがあります。
アニサキスは白い糸のような見た目をしており、目で確認できる大きさです。下処理のタイミングで、身にアニサキスが付着していないかを目でよく確認し、見つけたらかならず取り除いてください。生食するイカは、新鮮なものを使うことも大切です。
また、アニサキスは、イカが死亡してから徐々に内臓から筋肉に移動する習性があるため、新鮮なうちにできるだけ早く内臓を取り除くようにしましょう。
確実なアニサキス対策としては、-20度以下で24時間以上冷凍することが挙げられます。イカを刺身や寿司にしたいときには、事前にしっかりと冷凍しておき、冷蔵庫で解凍してから食べるとよいでしょう。その際、自宅の冷蔵庫の設定温度が-20度以下になっているか確認すると安心です。
また、アニサキスは熱にも弱いため、十分に加熱調理する場合にはアニサキスによる食中毒を心配する必要はありません。
※参照:農林水産省「海の幸を安全に楽しむために~アニサキス症の予防~」,食品安全委員会「アニサキス症(概要)」
イカの切り方をマスターすれば料理の幅も広がる!
イカは1杯で買った方が安いことも多く、鮮度もバツグンです。下処理の方法や切り方をマスターして、自宅でもさまざまなイカ料理を楽しんでくださいね。
配信: トクバイニュース