非常食を選ぶ6つのポイント
非常食の備え方がわかったら、次は非常食を選んでみましょう。災害などの非常時に食べるものですから、非常時の状況を具体的に想像しながら選ぶ必要があります。どんなことに気をつけたらよいか、ポイントを6つ紹介します。
まずは最低でも3日分の非常食を用意する
推奨されている非常食の備蓄量は7日分ですが、いきなり7日分を備えるのは手間とコストがかかるので、まずは最低でも3日分の非常食を用意しましょう。家族が1日3食、3日分をしのぐための備えです。
3日分の備えができたら、7日分を目指して備えを増やしていきましょう。
常温ですぐに食べられるものも選ぶ
災害時には、電気・水道・ガスといったライフラインが使えなくなることもあります。そんなときに重宝するのは、加熱調理不要ですぐ食べられるもの。缶詰入りの食品など、封を開けるだけですぐ食べられるものも選びましょう。
好みの味のものを選ぶ
ただでさえ大きなストレスのかかる災害時、好きではない味の食べ物が続くのは避けたいもの。非常食は平常時に一度味見しておき、気に入った味のものを揃えておきましょう。
小分けになっているものを選ぶ
一つのパックの食品を複数人で食べ回したり、食べきれずに後日食べることになると、ウィルスに感染したり、食品が腐ったりするリスクがあります。小分けになっているものを選べばより衛生的に食事をとることができます。
飲料水も、大きなボトルではなく500mlの小さいボトルを選ぶのがおすすめです。
ゴミの始末がしやすいものを選ぶ
被災直後はゴミの回収がなくなることも多いので、食べた後のゴミを最小限に抑えたいところです。また、水が十分に使えない状況も考えて、お皿を使わずに食べられるなど洗い物があまり出ないものを選ぶことも重要です。食べた後の処理まで考えて選びましょう。
栄養のバランスを考える
非常食はどうしてもパンや米といった炭水化物が多くなってしまいがちですが、栄養のバランスを考えておくのが理想です。タンパク質やビタミン・ミネラルなど、栄養のバランスがとれるような食品を用意しておきましょう。
配信: 防災ニッポン