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キッチンでの作業中に手元に台が欲しい場合、収納を増やしたい場合のほか、ダイニングテーブルに食器などを運びやすくしたり、ダイニングテーブルでよく使うものをまとめたり…と、キッチンワゴンはあると便利なアイテムです。
そういった使い勝手の向上だけでなく、キッチンやダイニングのポイントになるようなデザインやカラーを選べば、インテリアのポイントにすることもできます。
今回は、そんな便利なキッチンワゴンを解説します。
キッチンワゴンは便利ですが、ごちゃごちゃしたイメージになりやすいアイテムでもあります。
こちらの記事では、素敵なインテリアにするためにはどのようなキッチンワゴンを選べば良いのかを解説したあと、おすすめのキッチンワゴンをご紹介します。
インテリアを格上げするおしゃれなキッチンワゴンを選ぶポイント
キッチンワゴンを選ぶポイント① 収納したいものに合わせたサイズを選択
キッチンワゴンをどのように使用して、何を収納するのかを確認した上での購入が失敗をなくします。
特に下段や中段に入れたいものに合わせたサイズを購入しないと、高さが足りなかったということになりがちです。
収納するものに合わせるほかに、置きたい場所に合うサイズも、選択する上で大切になります。
台として使用する場合や、何かの横に設置する場合などは、高さを揃えるとスッキリした印象にすることができます。
キッチンワゴンを選ぶポイント② インテリアスタイルに合ったデザインと素材
キッチンワゴンそのもののデザインが良いものを選ぶことはもちろん大切になります。
ネジやパーツが邪魔に感じない、スタイリッシュなデザインを選びましょう。
また、素材やカラーはインテリアスタイルに合うものを選んで空間に統一感が生まれるようにコーディネートすることで、キッチンワゴンが悪目立ちすることを防ぐことができます。
もちろん、キッチンワゴンそのもののデザインだけでなく、収納するものにも気を配りましょう。
インテリアに合わないものやごちゃごちゃしたイメージになりそうなものは、ボックスなどを利用して見えないようにする工夫をすれば、より素敵なインテリアにすることができます。
シェルフなどオープン収納と同じ考え方で、見せる収納を意識して、キッチンワゴンにみっちりものを収納するのではなく、抜けを意識して置かない場所も作ることがポイントです。
キッチンワゴンを選ぶポイント③ 根本的に必要かどうかを熟考
キッチンワゴンは便利ですが、設置場所によって邪魔になることも多いアイテムです。
そのため、根本的にキッチンワゴンが必要なのかどうかをまずは検討するべきでしょう。
画像のようなスッキリしたキッチンなら、キッチンワゴンを置きたくはありませんね。
つまり、キッチンワゴンはどうしても必要な場合の採用がおすすめです。
収納が足りない、配膳のお皿を置く場所が欲しい、食材を一時的に置きたい、お茶セットなどのよく使うものをすぐに使えるようにしたいなど、目的がある場合のみの導入にしましょう。
使う目的がはっきりすれば、サイズも導きやすくなります。
プロが厳選!本当におしゃれなキッチンワゴン 10選
モダンなキッチンワゴン 2選
折りたたんでスリムに:FLIP(フリップ):Kartell
イタリアのカルテル社のワゴンは、使わないときに折りたたむと厚みが10センチとスリムになります。
カラーはホワイトとブラック、そしてクリアがあり、クリアはより圧迫感が感じにくい見た目になります。
キャスターの足元が空いているので、軽さも感じられるキッチンワゴンです。
こちらのキッチンワゴンは、イタリアンモダンにコーディネートがおすすめです。
商品データ
価格:164,500円
サイズ:W80/D42/H72cm 折りたたみ時:W80/D10/H72cm
参考コーディネート
キャスターもモダンなので、スタイリッシュにまとめることができます。
画像のように、置くものは少なめにシンプルにコーディネートしたいキッチンワゴンです。
とことんシンプル:キッチンワゴン:USM
組み合わせやカラーなどを豊富なパーツから選べるUSMハラーの、定番のキッチンワゴンのセットです。
キャスターはとてもスムーズで、背の高いものも収納しやすい高さがあります。
カラーは14色から選択できます。
商品データ
価格:111,050円
サイズ:W/D/H:523/373/780 mm
参考コーディネート
こちらはサイズ違いの組み合わせの画像です。
ほかにも、引き出しをつけたり、棚の高さを変更したり、ボックスにしたりとさまざまなバリエーションで組み合わせられるので、必要な収納を作ることができます。
アンティーク/ヴィンテージなキッチンワゴン 2選
珍しいトライアングル型:AJトロリー:FRITZ HANSEN
クラシックな印象のキャスターや、珍しい三角形のトレイ部分がエレガントでアンティークな雰囲気を作るこちらのキッチンワゴンは、アルネ・ヤコブセンが自身のためにデザインしました。
比較的コンパクトなので、ティータイムなどのセットを用意して、手元にさっと引き寄せることができます。
商品データ
価格:114,400円
サイズ:W67×D59×H54.7cm
参考コーディネート
北欧ヴィンテージでまとめたインテリアにもフィットします。
フリッツ・ハンセンは、1872年創業の歴史のあるデンマークのメーカーです。
クラシックデザイン:ベルサイユワゴン:マルニ
こちらは、木の家具をつくる広島のマルニ木工のキッチンワゴンです。
洋風から和風のアンティークインテリアにコーディネートできます。
こちらのベルサイユのシリーズは、「18世紀フランスのクラシック家具ロココ風の様式を基調」としたシリーズです。
商品データ
価格:119,900円
サイズ:W441×D707×H780mm
参考コーディネート
ベルサイユシリーズで揃えれば、スタイルに統一感が生まれます。
同じブランドで揃えない場合も、木カラーを揃えたインテリアコーディネートを意識することがポイントになります。
ナチュラルなキッチンワゴン 2選
キャスターが隠れて安定感あり:DIMANCHE TROLLEY(ディモンシュ トロリー):IDÉE
ナチュラルインテリアに合わせやすいこちらのキッチンワゴンは、キャスターがほとんど見えないデザインで作られていて、ナチュラルなイメージを崩しません。
トレイ部分はブラックは、ナチュラルな空間を引き締めてくれる役割も担ってくれます。
イギリス人デザイナーの作品です。
商品データ
価格:69,900円
サイズ:幅700 × 奥行450 × 高さ590 (mm)
参考コーディネート
収納力もたっぷりあり、応用も効くキッチンワゴンは、画像のようにナチュラルなダイニングテーブルのサイドに置けばつかいがってもよいです。
キャスターにはストッパーもついているので、固定使いも可能。
置くものも、ナチュラルな素材を意識してコーディネートしましょう。
曲木の名作:901 ティートロリー:artek
アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトが1936年にデザインしたワゴンは、大きな車輪のデザインと曲木が美しいポイントになっています。
ナチュラルインテリアにはもちろん、北欧や和にもコーディネートできます。
ほかに、木部がブラックのバリエーションもあります。
商品データ
価格:356,400円
サイズ:W90 x D50 x H56cm
参考コーディネート
1935年にヘルシンキに設立されたアルテックの商品で揃えるコーディネートももちろん素敵ですが、ブラックタイプも含めると比較的どんなスタイル・場所にも合わせやすいデザインです。
少し持ち上げての移動になるので、頻繁にものを置いて移動するような使い方を想定されている方にはあまりお勧めしません。
カラフルなキッチンワゴン 2選
細々したものを収納できる:BOBY WAGON:B-LINE(ビーライン)
トレイや小物を入れられる多くの収納が用意されているこちらのワゴンは、デザインも特徴的で、カラーも7色から選択できるワゴンです。
画像のハニーなど、キッチンやダイニングのポイントになるようなカラーを選ぶと、明るく楽しい雰囲気を作ることができます。
こちらは1970年にデザインされたワゴンで、MOMAのパーマネントコレクションに選定されています。
商品データ
価格:69,300円(カラー:ハニー)
サイズ:W43 x D42 x H73.5cm
参考コーディネート
全面に収納できるタイプなので、くるくると回しながら必要なものを取り出すイメージになります。
調味料や野菜などはもちろん、180度回転するトレイにはカトラリーなども収納できます。
ワゴン自体を目立たせたくない場合は、ホワイトやブラックを選ぶと良いでしょう。
トレーでカラフルに:Mobile Life:DANESE(ダネーゼ)
こちらのキッチンワゴンは、サイドのトレーがマグネットで取り外しができる面白いデザインになっています。
料理や飲み物をワゴンで運んできて、取り外したトレーでサーブできます。
また、トレーにカラーバリエーション(6色)があり、カラフルな装いにすることができます。
商品データ
価格:223,300円(トレー1枚35,200円)
サイズ:約W620 D360 H670mm
参考コーディネート
1957年にイタリアに設立されたダネーゼの商品なので、当時のカラフルなイタリアンモダンな、今では少しレトロな雰囲気の空間にコーディネートするとフィットしやすいでしょう。
トレーのカラーによって印象が変わりますので、何色か持っておいてイメージを変えても面白いですね。