中国の「寝そべり族」のような「生活できるだけの収入」は、日本だと年収いくらに匹敵する?

日本で寝そべり族となっても後悔する可能性がある

絶対ではありませんが、日本で寝そべり族となっても後悔する可能性があります。最低限の生活費で、働く時間も最低限となると、日々の生活に刺激がなく飽き飽きすることにもなりかねないからです。

 

また、最低限の消費しかできないことで日々我慢の連続となり、知らず知らずのうちにストレスがたまってしまう可能性や、予想外の物価高などによる支出の増加からお金が必要になり働こうとしたけれど、寝そべり族としての生活によってキャリアが断絶され、思うような職に就けないという可能性もあります。

 

実際、日本では「早期リタイアを達成したけれど後悔している」という声が時折メディアに取り上げられています。

 

寝そべり族のような生活ができる収入は、年収156万円程度に匹敵

中国の寝そべり族のような生活を送るのであれば、日本では年収156万円程度が必要であろうと想定されます。とはいえ、寝そべり族のような生活をしても、退屈な日々に飽き飽きしてしまい後悔する可能性もあります。

 

隣の芝生は青く見えるものです。寝そべり族のような生活は隣から眺める程度にとどめ、自身のライフスタイルを大切にした生活を、どう維持し、あるいは実現していくことができるか、前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

 

出典

厚生労働省 【生保基準】最低生活費の算出方法(R4.4 )

 

執筆者:柘植輝

行政書士

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ファイナンシャルフィールド
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