子育てママに優しい職場とは?事業所内保育園を設置する企業も

第545回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
「子どもも無事に保育園に入園が決まって、次は自分の働き口! でもどういう条件で仕事を探せば良いの?」子育てママの悩みは、次から次にやってきます。

子育てママに優しい職場とは?事業所内保育園を設置する企業も

子育てママに優しい職場とは…

「ママに優しい会社」などのキーワードで検索すると、主婦向け求人サイトにアクセスすることができます。子育てママをターゲットにした求人サイトなので、「時間や曜日が選べる」「家庭や子どもの用事で休み調整可」「在宅OK」など、ママには有り難い条件で仕事を探せて◎。例えば、在宅OKで1日4時間以内の仕事に就ければ、保育園に迎えに行くまでに時間ができるので、その間に家事や自分の時間がとれます。

気をつけたいポイントは、当日急な休みを受け入れてくれる職場かどうか。子どもが体調を崩したり、天候などの影響で、保育園が休園になったりした時には、会社を休まなくてはいけないことも。とっさのトラブルに対応してもらえる職場だと助かるはず。

ママに働いて欲しいから…事業所内保育に力を入れる企業

子どもが保育園に落ちてしまい、預けられないママのために、事業所内に保育施設を設けている会社もあるのです。

・事業所内に保育施設を設けたローソン

子どもが待機児童になってしまったため、働くことができないママのために、事業所内に保育園を設置したローソン。しかし、ただ保育園を作っただけではありません。ローソン独自の配慮があるようです。

そのひとつが、汚れた衣服やバスタオルは保育園側で洗濯するランドリーサービス。仕事の荷物と、子どもの荷物、さらに子どもを連れて通勤電車に乗らないといけないママはとても大変。そこでローソンは、ママの荷物を少しでも減らそうと、ランドリーサービスを始めました。子どもの衣服の洗濯や使ったタオルの洗濯を保育園側が負担してくれるサービスで、なんと紙おむつも保育園が提供してくれるのだとか。ママは大助かりですよね。また子育て未経験の社員に向けて、子育てのための講座も開いているそう。

・資生堂は事業所内保育園を近隣の企業へも解放

資生堂は事業所内保育園を、自社社員の利用だけでなく、近隣の提携した企業へも解放しているようです。企業の垣根を越え、協力しあってママが働きやすい環境を作る。素晴らしい取り組みではないでしょうか。また、時短勤務をしている社員の勤務終了後、スムーズに退勤できるように、時短後代わりの社員を準備する取り組みも行われているので、お迎えの時間も安定しているようです。

・JR東日本は駅型保育園の展開を推進

駅近・駅ナカに保育園を作っているのがJR東日本。民間の保護者も利用できる駅型保育園「ぽっぽらんど」は2016年10月時点でなんと96カ所にまで広がっているのだとか。駅型保育園の魅力は何といっても通勤に便利なこと。今後ますます広がることが予想されています。

ネット上では、子育てママが多い職場は、子育ての大変さを共有することができて、ストレスが少なく働けたという意見も。ママと子どもに寄り添ってくれる会社は探せばきっとあるはずです。子育てと育児の両立は大変ですが、周りにサポートを求めつつ、無理をしないようにしましょう。
(文・山本健太郎/考務店)