簡単!人気の煮込みハンバーグレシピ

第4179回 はじめてライフ
煮込みハンバーグというと、ソース作りや煮込む手間が面倒と思われがちですが、材料さえ用意してしまえば意外と簡単に作れる料理です。また、見た目にも豪華で食卓を盛り上げてくれる料理でもあります。 そこで今回は「トマトソース」、「デミグラスソース」、「和風ソース」の3種類の煮込みハンバーグレシピをご紹介します!マンネリになりがちなハンバーグを、いつもとはちょっと違うごちそうに生まれ変わらせてみてはいかがでしょうか?

トマトソースの煮込みハンバーグ

トマトの酸味が美味しさを引き立てる、トマトソースの煮込みハンバーグ。大人も子どもも大好きな家庭料理の定番として、ぜひ押さえておきたいメニューです。

材料(4人分)

【ハンバーグ】
・合いびき肉:300g
・玉ねぎ:1/2個
・卵:1/2個
・パン粉:大さじ4
・牛乳:大さじ4
・塩コショウ:少々
・ナツメグ:少々
・オリーブオイル:小さじ2
【トマトソース】
・トマト水煮缶(カットタイプ):1缶(400g)
・ケチャップ:大さじ2
・ウスターソース:大さじ2
・バター:10g
・コンソメ(顆粒):1つまみ
・塩コショウ:少々
・ローリエ:1枚
【仕上げ】
・生クリーム:少々
・ドライパセリ(お好みで):適量

仕上げの生クリームがない場合は、コーヒーフレッシュでも代用できます。

調理手順

(1)パン粉と牛乳を合わせ、ふやかしておきます。
(2)玉ねぎはみじん切りにし、600Wの電子レンジで1分加熱して粗熱を取ります。
(3)ボウルに合いびき肉と塩コショウを入れて粘りが出るまでよく練り、(1)と(2)、溶いた卵ナツメグを入れてさらに混ぜ合わせます。
(4)(3)を4等分にし、空気を抜きながら小判型に成形します。
(5)フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、(4)を入れたら中火で両面に焼き色がつくまで焼きます。
(6)ハンバーグを一度別皿に取り、フライパンは洗わずにトマト水煮缶とバター、ケチャップ、ウスターソース、コンソメ顆粒、ローリエを入れ、一煮立ちしたら塩コショウで味を調えます。
(7)ハンバーグをフライパンに戻し、蓋をして弱火で7~8分煮込みます。
(8)蓋を取って1~2分強火で煮詰めたら、器に盛ってトマトソースと生クリームをかけ、ドライパセリを散らして完成です。

煮込みすぎに注意!

煮込み時間を長くしすぎるとハンバーグが煮崩れするおそれがあります。火の通りが心配な場合は、ハンバーグを焼く段階でしっかりと火を通しておきましょう。

カットトマトとレンチン玉ねぎで時短!味付けもラクラク

たっぷりのトマトソースで贅沢に煮込む、シンプルで美味しいレシピです。
ホールトマトではなくカットタイプの水煮缶を使うことで、トマトをつぶしたり刻んだりする手間が省けます。玉ねぎもフライパンで炒めるのではなく、電子レンジで加熱すれば、短時間で簡単に甘味を引き出せます。
また、ケチャップやウスターソースには野菜や砂糖、食塩、香辛料などが含まれているので、少量で味がバッチリ決まります。バターのコクはトマトの酸味とも相性がよく、ご飯にもパンにも合う味付けになりますよ!

デミグラスソースの煮込みハンバーグ

デミグラスソースの煮込みハンバーグはお店のような高級感が簡単に出せるので、特別な日のディナーにもおすすめです。「デミグラスソース」と聞くと、手間がかかって、作るのが難しいイメージがありますが、今回は自宅にある材料で手軽に作れる簡単レシピをご紹介します。

材料(4人分)

【ハンバーグ】
・合いびき肉:300g
・玉ねぎ:1/2個
・有塩バター:10g
・パン粉:1/2カップ
・牛乳:大さじ3
・卵:1個
・塩コショウ:少々
・ナツメグ:少々
・オリーブオイル:大さじ1
【簡単デミグラスソース】
・赤ワイン:大さじ5
・ケチャップ:大さじ5
・中濃ソース:大さじ5
・しょうゆ:小さじ1と1/2
・砂糖:小さじ1と1/2
・有塩バター:20g
【仕上げ】
・ドライパセリ(お好みで):適量

中濃ソースがない場合は、ウスターソースととんかつソースを同量ずつ混ぜたものでも代用できます。

調理手順

(1)パン粉と牛乳を合わせ、ふやかしておきます。
(2)中火に熱したフライパンで有塩バターを溶かし、玉ねぎが飴色になるまで炒めたら粗熱を取ります。
(3)ボウルに合いびき肉と塩コショウを入れて粘りが出るまでよく練り、(1)と(2)、溶いた卵、ナツメグを入れてさらに混ぜ合わせます。
(4)(3)を4等分にし、空気を抜きながら小判型に成形します。
(5)フライパンにオリーブオイルを熱し、(4)を入れたら中火で両面に焼き色がつくまで焼き、蓋をして弱火で3分ほど蒸し焼きにします。
(6)ハンバーグを一度別皿に取り、フライパンは洗わずにフライパンは洗わずに赤ワインとケチャップ、中濃ソース、しょうゆ、砂糖を入れて一煮立ちさせ、弱火で3分ほど煮ます。
(7)ソースにとろみがついてきたところでバターを入れて混ぜ合わせ、ハンバーグをフライパンに戻し、蓋をして中火で約10分煮込みます。
(8)器に盛って、お好みでドライパセリを散らして完成です。

生焼けと煮崩れに注意!

タネの練り不足が煮崩れにつながることもあるので、合いびき肉は粘りが出るまでしっかりと練りましょう。

身近な調味料とバターのコクでお店の味に

デミグラスソースの煮込みハンバーグといえば、ソースの上品なコクと奥深い風味が最大の魅力です。今回のレシピを使えば、ご家庭の調味料でお店のような本格的な味に仕上がります。市販のデミグラスソースを使用すれば、さらに簡単に作ることができますよ!
ハンバーグに加える玉ねぎは、有塩バターで炒めることでコクが加わり、より豊かな風味に。
赤ワインの量はやや控えめにしているので、さらに高級感のある味付けにしたい方は量を増やすなど、お好みで調整してみてください。デミグラスソースの具材には薄切りの玉ねぎやマッシュルームがおすすめです。

きのこを使った和風煮込みハンバーグ

出汁の風味や香りが食欲をそそる、和風煮込みハンバーグのレシピです。煮汁にとろみをつけることで和風あんかけのような味わいに。
具だくさんで満足感もたっぷり!ご飯と味噌汁を添えればあっという間に和風定食のできあがりです。

材料(4人分)

【ハンバーグ】
・合いびき肉:300g
・玉ねぎ:1個
・パン粉:大さじ4
・牛乳:大さじ5
・すりおろしにんにく:1/2かけ分
・塩:小さじ1/2
・砂糖:小さじ1/2
・コショウ:少々
・ナツメグ:少々
・サラダ油:大さじ1
・【和風だれ】
・しいたけ:2枚
・しめじ:1/2パック
・えのき:1/2パック
・人参:1/4本
・長ねぎ:1本
・だし汁:2カップ
・しょうゆ:大さじ2と1/2
・みりん:大さじ2と1/2
・塩:少々
【水溶き片栗粉】
・片栗粉:大さじ1と1/2
・水:大さじ2

きのこはどんな種類でも合いますが、複数の種類を合わせることで見た目にも味にも奥行きが出るのでおすすめです。

調理手順

(1)パン粉と牛乳を合わせ、ふやかしておきます。
(2)玉ねぎはみじん切りにし、600Wの電子レンジで1分加熱して粗熱を取ります。
(3)えのきとしめじは石づきを落とし、えのきは半分の長さに切ってしいたけは薄切りに。人参は細切り、長ねぎは薄く斜め切りにします。
(4)ボウルに合いびき肉と塩、コショウを入れて粘りが出るまでよく練り、(1)と(2)、すりおろしにんにく、ナツメグを入れてさらに混ぜ合わせます。
(5)(4)を4等分にし、空気を抜きながら小判型に成形します。
(6)フライパンにサラダ油を熱し、(5)を入れたら中火で両面に焼き色がつくまで焼きます。
(7)ハンバーグをフライパンの端に寄せて、だし汁とみりん、しょうゆ、きのこ、人参を加えて一煮立ちさせ、弱めの中火で8分ほど煮込みます。5分ほど経ったところでハンバーグの上下を返し、長ねぎは最後の1分ほどで加えます。
(8)火を弱めてハンバーグを器に盛り、残った和風だれは片栗粉と水を合わせた水溶き片栗粉でとろみをつけます。
(9)ハンバーグに和風だれをかけて完成です。

野菜は軽く煮込んで食感を残す

長ねぎなど食感のポイントとなる野菜は煮込みすぎると食感が悪くなるため、最後に加えて軽く煮込むのがポイントです。

具だくさんで食感の楽しい和風だれ

出汁が利いた和風の味なら、ボリュームのあるハンバーグもさっぱり食べられます。きのこと野菜は、見栄えがよくなるだけでなく、食感のアクセントにも。味付けはシンプルですが、タネに砂糖を少し加えることでコクがプラスされます。顆粒の出汁を使っても美味しくできますよ!

まとめ

トマトソース、デミグラスソース、きのこを使った和風ソースの3種類の煮込みハンバーグレシピをご紹介しました。
いつものハンバーグに少しの手間を加えるだけで簡単に作れる煮込みハンバーグは、タネやソースに刻んだ野菜やきのこをプラスしたり、チーズをトッピングしたりと、アレンジの幅が広いのも魅力の一つです。
ぜひお気に入りのレシピを見つけて、毎日のレパートリーに加えてください!