ゆうこさんは娘のむつきちゃんが通う幼稚園で、さえさんというママ友に出会いました。しかし、付き合っていくうちに彼女の自己中心的な言動に違和感が……。その後さえさんの紹介で、まさえさんという元保育士のママさんと出会います。彼女は園のボスママ的な存在で、育児に熱心なママでした。その後、さえちゃんとキャラが似ている、とし子さんがグループに仲間入り。
まさえさんととし子さんが2人きりでランチに行ったことを知り、自分よりもまさえさんと仲良くしていることが許せないさえさん。
すると、さえさんの娘・あやちゃんが、とし子さんに向かって「もえちゃんママ、ブス!」と、ひどい言葉を投げました。
人を傷つける発言をしたわが子を注意しないどころか、
「子どもってさぁ、思ったことすぐに口にでちゃうよね」
「特にうちのあやは裏表がないからさっ」
と、謝罪しようとしません。
この一件を見ていたまさえさんは、「とし子ちゃんの方が正しい!」と、さえさんに強い口調で注意。さえさんは怒って帰って行きました。
情緒不安定なママ友の言動が怖すぎる
さえさんととし子さんは犬猿の仲で、グループ内は気まずい雰囲気が漂っていました。機嫌を悪くしたさえさんが先に帰ろうとするも、あやちゃんは聞く耳を持たず、遊んでばかり。そんなわが子の態度にイライラが頂点に達し、さえさんは怒鳴ってしまいました。
周りにやってはいけないことをした時は怒らないのに、自分の言うことを聞かない時は怒鳴る……さえさんの叱る基準がわかりません。
それから数日後、園から電話がかかってきました。
その内容は、ゆうこさんが子どもに虐待していると通報があったというもの。
もちろん、ゆうこさんはそんなことはしていません。虚偽の通報をした犯人は、近所に住む老婦人だと分かっていました。
その一件をさえさんたちに話すと、さえさんがキラキラと目を輝かせながら恐ろしい発言をしてきたのです。
「そのご近所さんにやり返しちゃえば? イタ電とか郵便受けにゴミ入れちゃったりして」
「近所の人に言いふらして村八分にしちゃうとか。あ〜でもゴミ作戦が一番効果的かも〜」
ゆうこさんは、次々とひどい嫌がらせの提案をしてきます。楽しそうな表情を浮かべて話すさえさんのことをますます嫌いになっていった、ゆうこさんなのでした。
嫌がらをせする方法を楽しそうに話しているさえさん、怖いですよね……。いくら冗談とはいえ、こんなにスラスラと嫌がらせが思い浮かぶさえさんに、違和感を感じずにはいられませんね。
0歳児と幼稚園児を育てながら、次々とトラブルに巻き込まれているゆうこさん。メンタルが崩壊する前に、少しずつ距離をおいたほうが良いかもしれません。
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著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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