パラベンとは?具体的な役割について
パラベンとはいわゆる防腐剤のことで、正式には「パラオキシ安息香酸エステル」と呼ばれています。殺菌作用によって微生物が繁殖するのを防ぎ、化粧品や食品の品質を良い状態で長持ちさせる役割があるんだとか。
パラベンは危険という情報がネット上で発信されていますが、20年以上前に薬事法において「アレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある物質」に分類されていたため、今でもそのイメージが定着しているようです。
しかし、現在は改良を何度も重ね、安全性の高いパラベンのみ用いられるようになったそう。尚且つ、一般的な化粧品に配合されている程度の量であれば肌に触れても特に問題ないと言われています。
パラベンフリーの方が肌に良いの?
「パラベンフリー」と書かれている化粧品と「パラベン入り化粧品」が目の前に並んでいたとしたらあなたはどちらを選びますか?添加物は肌や体に悪いものというイメージを抱いている方は、パラベンフリーの化粧品を選ぶかもしれません。
しかし、パラベンフリーという表示があっても実は代替成分としてエタノールなどの殺菌作用がある成分が防腐剤として配合されていることが多いため、その成分が原因で肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があるそうです。
パラベンフリー化粧品が必ずしも安全だとは限りませんので、特に肌が弱い方は専門家の方に相談したり、パッチテストを実施したりした上で購入することをおすすめします。また、防腐剤無添加と記載があるものはパラベンをはじめとした全ての防腐剤がカットされているそう。
この場合、使用期限が短く2〜3ヶ月程度で腐敗がはじまると言われています。防腐剤無添加の化粧品を使う場合は、保存方法を守りながら早めに使い切るようにしましょう。
防腐剤の一種、パラベンをテーマにお届けしました!是非参考にしてみてくださいね。