意外?! 乾燥肌の原因が考えられる食材とは
乾燥肌の原因は水分、潤い、油分不足などが考えられます。乾燥肌と関係する食材は色々ありますが、意外に思われがちなのは油の摂りすぎです。油分の摂りすぎは乾燥肌の原因になると言われています。
脂質は身体の細胞膜や核膜、ホルモンを構成するのに欠かせないほか、脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きがあり、3大栄養素のひとつとされています。脂溶性ビタミンのビタミンAやビタミンEは、美肌と密接に関係があると言われています。
特にビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保つ働きが、ビタミンEは血流を促進し身体の内側から潤いやハリを与えてくれる効果が期待できます。そのため適度な脂質の摂取は脂溶性ビタミンの吸収を助けてくれることもあり、健康や美肌作りに欠かせません。
しかし、だからといって油を取りすぎてしまうのは要注意です。摂りすぎてしまうと脂質の代謝に必要なビタミンB群が多く消費されてしまい、乾燥肌の原因になると考えられているからです。また、甘いものの摂りすぎも糖質の代謝にビタミンB群が消費されてしまうので同じく注意が必要です。油に関しては摂る量だけではなく、質にも気をつけましょう。
乾燥肌の原因を作るこんな食事に要注意! 乾燥肌にOKな食べもの・NG な食べ物
〈乾燥肌にOKな食べもの〉
◆質の良い油
魚の油、しそ油、あまに油、エゴマ油などのオメガ3や、ごま油、オリーブオイル、米油、ココナッツオイルなどのオメガ9。
◆野菜
ビタミン豊富な野菜をたっぷり摂りましょう。ビタミン類は体にためることができないためこまめに摂取を。乾燥肌の予防、改善効果が期待できる脂溶性ビタミンは油と摂取することで吸収率も上がるので調理方法などで工夫しましょう。
◆亜鉛を多く含む食品
亜鉛は細胞分裂やコラーゲンの合成に必要で、不足してしまうと皮膚に潤いを与えるコラーゲンが不足してしまい、肌荒れや乾燥肌の原因になると言われています。亜鉛は牡蠣、肉類、レバー、卵(卵黄)、カニ、するめ、ごま、海苔、わかめなどに多く含まれています。
◆タンパク質
タンパク質は細胞を作るのに欠かせないため美肌維持にも大切な栄養素です。植物性、動物性バランスよく摂っていきましょう。肉の場合は脂質の少ない鶏ささみや胸肉、赤身を選ぶようにすると脂質の摂りすぎの心配も減るでしょう。
〈乾燥肌にNG な食べ物〉
◆質の悪い油
トランス脂肪酸が含まれるマーガリン、ショートニング、ファットスプレッドなど、酸化した古い油、サラダ油、キャノーラ、大豆油など。身近なものではファーストフードやスナック菓子、インスタント食品なども気をつけましょう。
◆ジュースや甘いもの、清涼飲料水、カフェイン、アルコールなど
糖分の多い菓子パンやスイーツ、ジュースや清涼飲料、カフェイン、アルコールの摂りすぎは、身体を冷やし代謝が悪くなりやすく乾燥肌の原因になると言われているので気をつけましょう。
いかがでしたか?何気なく日常的に摂取しているものが、実は乾燥肌の原因になっていることも。身体の内側からもアプローチして乾燥が気になる季節を乗り切りましょう。