さつまいもがダイエットに向いている3つの理由
さつまいもは食物繊維をはじめ豊富な栄養素が含まれており、ダイエットに嬉しい効果をもたらしてくれます。
【ヤラピンと食物繊維で便秘改善】
さつまいもは、芋類の中でも食物繊維が豊富です。特に不溶性食物繊維が豊富で、腸内で水分を含むと数十倍にふくれ、大腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進します。
さつまいもを切ると出てく白い乳液状の液体はヤラピンといい、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進し、便を柔らかくします。食物繊維とヤラピンの働きで、便秘改善の効果が期待できると言われています。
【カリウムでむくみ改善】
さつまいもはカリウムも豊富です。カリウムは老廃物を身体の外に排出する働きをします。体内のナトリウムとカリウムのバランスを図り、利尿作用によりむくみ改善が期待できます。
【ビタミンB群で代謝アップ】
さつまいもにはビタミンB1やB6をはじめ、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB6は食べたものを代謝するのに必要で、タンパク質の合成を促すため、筋肉が効率的に作られて痩せやすい体質に改善される効果が期待できると言われています。
さつまいもの栄養素を逃がさない食べ方とは
さつまいもの豊富な栄養素を逃がさない3つの食べ方のポイントです。
【蒸して食べる】
さつまいもの豊富な栄養素を逃がさないようにするためには、蒸した方が良いでしょう。じっくり低温で蒸すことで糖化が進み、甘味が増します。
◆フライパンで蒸す
蒸し器を使わなくてもフライパンで簡単に蒸せます。
1. フライパンに洗ったさつまいもを並べます。
2. さつまいもが2〜3㎝ほど浸かるくらい水を入れてフタをします(水は常温です)。
3. 中火から弱火でゆっくりと沸騰するまで加熱します。
4. 水が沸騰したら火を止め、フタをしままの状態で20分ほど蒸らします(水が足りない時は足してください)。
5. さつまいもはひっくり返して、全体的に火が通るようにしてください。
6. 竹串やつまようじを刺して通れば、完成です。
【皮も食べる】
さつまいもの皮には栄養素が豊富に含まれています。食べる時に皮をむいて捨ててしまいがちですが、皮をきれいに洗って美味しく食べるのがオススメです。
【冷やして食べる】
さつまいもは加熱後に冷やすと、さつまいもに含まれているデンプンが、食物繊維のひとつ「レジスタントスターチ」に変わります。レジスタントスターチは、腸内環境を整えて急激な血糖値の上昇を抑えるため、ダイエットに効果的と言われています。
ダイエットに効果的な栄養素が豊富なさつまいもですが、炭水化物を多く含んでいるため食べすぎると太る原因につながります。一日に食べる適量は、中くらいのさつまいも(200〜300g)で半分から1本が目安です。
いかがでしたか?さつまいもをスイートポテトなどのスイーツで食べたりしますが、シンプルにそのままで食べるのがダイエットに効果的だと言われています。食べすぎず、さつまいもだけに偏らず、栄養バランスよく食べて、ダイエットをしましょう!