いつものお風呂に塩を入れるだけ。塩入浴で温浴デトックス

第52回 注目のボディケア情報をまとめてチェック!
秋も深まりこれからますます寒くなる季節。ゆっくりとバスタブに浸かるのは至福のひとときですが、入浴の効果をより高めるには「塩入浴」がおすすめです。肌荒れ改善・デトックス効果も期待できる塩入浴で、季節の変わり目の疲れやすい身体を労ってあげましょう。

デトックスほか、塩の5つの効果と塩入浴をおすすめする理由

あなたは塩にどんなイメージを持っていますか?
血圧が上がる?身体に良くない?摂りすぎに注意?

でも実は本物の塩には、多くの身体に良い機能が備わっています。簡単にまとめますと以下のとおり。

◇血行を促進して身体を温める
特に末端の血流が良くなることで、冷え性の改善が期待できます。

◇発汗を促してデトックスしやすい身体にする
汗をあまりかかないと、老廃物を溜め込みがちになります。塩入浴でしっかり汗をかくと、余計な物が排泄されやすくなっていきます。

◇肌の保温や保湿をしてくれる
天然の塩には、様々なミネラルが豊富に含まれています。このミネラルが肌を保護して保温性・保湿性が高まるため、乾燥肌・肌荒れの改善につながります。

◇ピーリング作用がある
余分な角質や皮脂を塩が溶かしだし、肌のターンオーバーを促してくれます。

◇殺菌、収れん作用
ニキビや肌荒れの原因となる雑菌から肌を守り、肌の炎症や痒みが改善しやすくなります。

料理の調味料として活用するほか、マッサージや頭皮洗い、塩歯磨き、そして入浴剤のように使う塩入浴がおすすめです。

いつものお風呂に塩を入れるだけ。塩入浴で温浴デトックス

塩入浴のやり方と注意点をご紹介

塩入浴のやり方はとても簡単です。お湯を張ったバスタブに片手で一つかみ程度の塩を入れ、よくかき混ぜて溶かし、10分以上浸かります。お風呂から上がる際には、必ずシャワーを使い、身体についた塩は洗い流します。

塩入浴の際の注意点がいくつかありますので、ここはしっかり押さえておいてください。

まず一番大事なことは、海塩でも岩塩でも、ミネラル豊富な【天然の塩】を選ぶことです。スーパーなどでも普通に手に入るものがたくさんあります。

次に、塩は放置するとサビの原因になるので、入浴後はなるべく早めに浴槽を洗います。塩を入れたお湯を追い炊きなどで循環させるのも控えた方がベターです。残り湯を洗濯などでの再利用するのもおすすめしていないようです。

そして、普段より汗をかきやすくなっているので、入浴前後の水分補給はしっかり行いましょう。

塩入浴は週1日程度、生理の前後は避けた方が良さそうです。ご自身の体調と相談しながら自分に合った頻度を見つけましょう。

いかがでしたか?天然の塩さえあれば今夜からでもすぐに始められる塩入浴、是非お試しくださいね。

いつものお風呂に塩を入れるだけ。塩入浴で温浴デトックス

■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

この記事を書いた人

中川 瑞穂
日本ビューティーフード協会
日本ビューティーフード協会ビューティーフードマイスター・認定薬剤師 薬剤師として働く傍ら、クスリに頼らない予防医学のススメとして、体に良いものを美味しく食べて体と心を整える情報を発信している。
日本ビューティーフード協会ビューティーフードマイスター・認定薬剤師 薬剤師として働く傍ら、クスリに頼らない予防医学のススメとして、体に良いものを美味しく食べて体と心を整える情報を発信している。

この記事を監修した人

日本ビューティーフード協会 代表理事 鈴木梨沙
日本ビューティーフード協会 代表理事 鈴木梨沙
体の内側から整えキレイと幸せをかなえる一生持続可能な食事を提案する専門家として、延べ1200名以上の方にセミナー講演会を実施。著書「美女になる簡単ヘルシーダイエットBook」がある。
体の内側から整えキレイと幸せをかなえる一生持続可能な食事を提案する専門家として、延べ1200名以上の方にセミナー講演会を実施。著書「美女になる簡単ヘルシーダイエットBook」がある。