おかずにぴったりな和風ハンバーグのレシピ

第4187回 はじめてライフ
子どもから大人まで大好きなハンバーグ。デミグラスソースやチーズ入りの濃厚系ハンバーグもよいけれど、さっぱり食べたい!というときには、やはり和風ハンバーグではないでしょうか。今回は甘酢あんソースの和風ハンバーグとおろし和風ハンバーグのおすすめレシピを各2種類と、和風ハンバーグにぴったりな簡単付け合わせをご紹介します。

寒い冬にぴったり!甘酢あんソースの和風ハンバーグ

甘酢あんがかかった和風ハンバーグは、寒い冬の日のおかずにぴったりです。とろみのある「あん」は食べるとお腹からじんわりと体を温めてくれます。まずは、甘酢あんソースの和風ハンバーグ2種類をご紹介します。どちらもシンプルな甘酢あんなので、お好みの野菜やキノコをあんに加えても美味しくいただけます。

甘酢あんソースの和風ハンバーグ

【材料(4人分)】
<ハンバーグのたね>
●合いびき肉=300g
●たまねぎ=小1個
●長ネギ(白い部分)=20cm
●パン粉=1カップ
●牛乳=1/2カップ
●塩・こしょう=各少々
<甘酢あん>
●A
●めんつゆ(3倍濃縮)=大さじ3
●みりん=大さじ3
●酢=小さじ4
●砂糖=小さじ2
●酒=大さじ4
●水=大さじ1
●水溶き片栗粉=適量

【作り方】
1. たまねぎはみじん切りにし、耐熱容器に入れてラップをして電子レンジ(600W)で4分加熱する。取り出して粗熱をとる。
2. 長ネギは斜め切りにしてごま油少量(分量外)をひいたフライパンで炒める。
3. ボウルにパン粉を入れて牛乳を加え、パン粉をふやかす。
4. 3のボウルにひき肉、1、塩、こしょうを入れてよく混ぜ合わせる。4等分にして小判形にし、真ん中を指で軽くくぼませる。
5. フライパンにサラダ油適量(分量外)を熱して4を並べ入れ、焦げ目がついたら返してふたをし、弱火で両面をこんがりと焼く。
6. 甘酢あんを作る。小鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら水溶き片栗粉でとろみをつける。
7. 器に5を盛り、2をのせて6をかける。

【作るときの注意点】
ハンバーグのたねに熱々のたまねぎを入れると、肉の脂が溶けてジューシーさが半減します。電子レンジで加熱したたまねぎは、きちんと粗熱をとりましょう。あんのとろみの固さは、片栗粉の量を調整してお好みの固さにしてください。

【おすすめポイント】
合いびき肉を使うことで満足感のあるハンバーグに。甘酢あんはめんつゆを使うので、だしを使わずに味がしっかりと決まります。白ネギの食感がよいアクセントになって、ごはんがすすむこと間違いなしです!

レンコンハンバーグの甘酢あんソースがけ

【材料(4人分)】
<ハンバーグのたね>
●鶏モモひき肉=300g 
●レンコン=200g 
●たまねぎ=1/2個
●A
●パン粉=大さじ3
●しょうが汁=小さじ1 
●塩=小さじ1/2
●こしょう=少々
●サラダ油=大さじ2
●酒=大さじ2~3
<甘酢あん>
●水=150ml
●鶏がらスープの素=小さじ1
●砂糖=大さじ3
●酢・酒・しょうゆ=各大さじ2+1/2
●片栗粉=大さじ1

【作り方】
1. レンコンは飾り用に5㎜厚さの輪切りを4枚切る。残りのレンコンの半分はすりおろし、半分はみじん切りにする。すりおろしたレンコンは水気を絞る。たまねぎはみじん切りにする。
2. ボウルにひき肉、A、1の飾り用のレンコン以外を加え、よく混ぜ合わせ、4等分にして小判形にする。
3. 飾り用のレンコンの片面に片栗粉少量(分量外)を軽くまぶし、その面を2につけ、上から軽く押さえる。
4. フライパンにサラダ油を熱して3を並べ入れ、焦げ目がついたら返して酒を加えてふたをし、弱火で両面をこんがりと焼く。
5. 甘酢あんを作る。小鍋に混ぜ合わせた甘酢あんの材料を入れ、かき混ぜながら温め、とろみがついたら火を止める。
6. 器に4を盛り、5をかける。

【作り方のポイント】
すりおろしたレンコンは、水分が多いので軽く水気を絞ってください。この甘酢あんは片栗粉が入った状態で火にかけるので、片栗粉がダマにならないようにかき混ぜながら温めましょう。

【おすすめポイント】
レンコンのシャキシャキとした歯ごたえと甘酢あんがとてもよく合います。和がらしをつけて食べても美味しいです。小さめに作って、お弁当のおかずにしてもいいですよ。

さっぱりといただくおろし和風ハンバーグ

大根おろしでさっぱりと食べる和風ハンバーグは、何度も作りたくなる人気のおかずです。大根おろしは胃の消化を助けてくれ、おかずはもちろんのこと、お酒のおつまみとしても意外と優秀です。今回はおろし和風ハンバーグ2種類をご紹介します。

おろし和風ハンバーグ

【材料(4人分)】
<ハンバーグのたね>
●合いびき肉=400g
●たまねぎ=1個
●A
●卵=1個
●パン粉=20g
●牛乳=40ml
●塩=小さじ1
●こしょう=適量
●大根おろし=1カップ
●ポン酢=適量

【作り方】
1. たまねぎはみじん切りにする。
2. ボウルにひき肉、1、Aを入れ、よく混ぜ合わせる。4等分にして小判形にし、真ん中を指で軽くくぼませる。
3. フライパンにサラダ油適量(分量外)を熱し、2を並べ入れて強火で焼く。焦げ目がついたら返してふたをし、弱火で両面をこんがりと焼く。
4. 器に3を盛り、大根おろしをのせてポン酢をかける。

【作るときの注意点】
ハンバーグは全体がなめらかになるまでよく混ぜ合わせましょう。ハンバーグの真ん中をくぼませておくと、火の通りがよくなります。大根おろしの水分が多いときは、絞って水気をきっておくと、ポン酢と絡みやすくなります。

【おすすめポイント】
昆布ポン酢やゆずポン酢など、自分の好きな味に変えられます。お好みで千切りにした青じそを散らすと彩りもよく、さわやかな風味がアップします。さらに軽い食感に仕上げたいなら、合いびき肉の代わりに鶏ひき肉や豆腐を使うとよいでしょう。

おろしにんにくソースの和風ハンバーグ

【材料(4人分)】
<ハンバーグのたね>
●合いびき肉=200g 
●たまねぎ=1/2個 
●A
●卵=1個 
●豆腐=半丁
●パン粉=大さじ2
●砂糖=大さじ1
●塩・こしょう=各少々
<おろしソース>
●大根=1/4本
●B
●にんにく(チューブ)=2㎝
●しょうゆ=大さじ2
●みりん・砂糖・酒=各大さじ1

【作り方】
1. たまねぎはみじん切りにする。大根はすりおろし、軽く絞る。
2. ボウルにひき肉、1のたまねぎ、Aを入れて、よく混ぜ合わせる。4等分にして小判形にして、真ん中を指で軽くくぼませる。
3. フライパンにサラダ油適量(分量外)を熱して2を並べ入れる。焦げ目がついたら返してふたをし、弱火で両面をこんがりと焼き、フライパンから取り出す。
4. 3のフライパンに1の大根おろし、Bを入れて煮立たせる。
5. 器に3を盛り、4をかける。

【作るときの注意点】
ハンバーグの肉汁が残ったフライパンでおろしソースを作ることで、ソースのうま味がよりアップします。にんにくの量はお好みで。ただし、小さいお子さんが食べるならにんにくは少なめがベター。万能ねぎを散らすと彩りがよくなります。

【おすすめポイント】
豆腐は水切りをしなくてOK。大根おろしにソースをかけるのではなく、大根おろしが入ったソースなのでハンバーグとよく絡みます。このソースはステーキとも相性抜群ですよ。

和風ハンバーグにぴったりな付け合わせは?

和風ハンバーグの付け合わせには、おみそ汁やひじきの煮物などの和のおかずや汁物もよく合いますが、今回は簡単に作れる、彩りのよい野菜を使った洋風、アジア系の付け合わせおかずをご紹介します。

カボチャのバター焼き

ハンバーグに鮮やかな色味を添えるなら、カボチャを使うとよいですよ。作り方は簡単。薄切りにしたカボチャをバターで炒め、塩、こしょうをするだけ。和テイストなハンバーグとかぶらない、洋風な味つけなので、味のバランスもバッチリです。メープルシロップをかけて甘めにしてもよいでしょう。

揚げゴボウのサラダ

あっさりしている和風ハンバーグには、がっつり食べられるサラダもおすすめです。レタス、水菜、きゅうりなど、お好きな生野菜を食べやすい大きさに切り、その上にサラダ油でカリカリに揚げた薄切りのゴボウをたっぷりのせれば出来上がり。ゴボウはピーラーで薄切りにすると簡単にできます。ドレッシングはお好みで。

3色野菜のナムル

オレンジ、緑、白色のカラフルなナムルは、作り置きもできるおかずです。作り方は千切りにしたニンジン、4cmの長さに切ったホウレンソウ、もやしを順にゆでて水気を絞ります。ボウルに野菜を入れ、鶏がらスープ、ごま油、塩、しょうゆ、砂糖各適量を加え、あえれば完成です。

まとめ

さっぱり食べられる和風ハンバーグは、おかずはもちろん、晩酌のお供にもおすすめです。また、甘酢あんやおろしソースに野菜やキノコを加えれば、ボリュームたっぷりの一品になります。家族が好きなハンバーグのレパートリーが増えれば、毎日の献立を考えるのが楽になり、家族も喜んでくれるはずです!