家族で情報共有・共通認識を!
ハザードマップ・避難所の確認
ご自身が住んでいる市町村が作成しているハザードマップや地域防災計画を見て、自宅や学校(保育園・幼稚園)・職場などにどのような危険があるのか確認しておきましょう。
また、避難場所の確認や経路、移動手段についてもご家族で計画しておきましょう。災害発生時の行動や緊急連絡先などをまとめたものをご家族全員で持っているといざというとき安心ですね。
災害時には、一般の避難所内に母子専用のスペースが用意される場合があるほか、専用の母子避難所が設置される場合もあります。なお、避難場所は災害種別ごとに異なります。
またコロナ禍ということもあり、避難場所や収容人数などが変更されている可能性もあるので注意が必要です。
家族との連絡手段
災害発生時にご家族が別々の場所にいた場合、すみやかに安否・居場所確認ができるよう、事前に緊急時の連絡方法を決めておきましょう。
■伝言ダイヤル171・災害用伝言板(web171)の活用
災害用伝言ダイヤル171・災害用伝言板(web171)は、電話を使用した音声による伝言板システムです。地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合にNTTによって提供が開始されます。
■公衆電話の活用
災害等の緊急事態下において通信規制がかかっても、公衆電話は通信規制の対象外として優先的に取り扱われます。停電時に電話をかけることができ、また、大規模災害時には硬貨を使わずに通話できる場合があります。
■自分のアイコンを変更
LINEやX(旧:Twitter)などのSNSを活用している方も多いかと思います。現在、さまざまなサイトで緊急時のプロフィールアイコンがダウンロードできます。あらかじめこのようなアイコンを準備しておき、災害時に変更すれば、返信をしなくても自分の状況を伝えられるため、スマホや携帯電話のバッテリーを温存できます。またLINEでは、名前欄やステータスメッセージを変更するという方法もあります。ただし、タイムリーに変更できない場合もあるので、あくまでも手段の一つとして知っておくと安心でしょう。
災害はいつ、どのような形で襲ってくるかわかりません。防災グッズを揃えておくことはもちろん、情報を収集して共有することも大切です。災害時要配慮者となる妊婦さんや乳幼児がいるご家庭では、いざという時の備えが一層重要になってきます。今ここでもう一度各自の防災対策を見直してみませんか?
監修者:管理栄養士 医療社団法人愛弘会 みらいウィメンズクリニック 越坂(平野) 美由紀
配信: ベビーカレンダー(ライフ)
関連記事: