美 少年・那須雄登の“大暴落”劇に見る、「高学歴ハイスペ」ジャニーズJr.のリスク

那須雄登の業績予想

評価ポイント

 本銘柄最大の武器のひとつがその学歴である。現在、慶應義塾大学に在学中の高学歴ジャニーズのひとり。その頭脳を生かしてジャニーズクイズ部の一員であり、Jr.ながらクイズ番組の常連でもある。クイズ番組が隆盛の昨今において、「優等生らしさ」は世の中のニーズに合致していると考えられる。

 そして中等部時代には野球部に所属していたというところも、ジャニーズタレント的に重要な要素。もともと野球チームとして出発し、その後も野球大会を頻繁に開催しているジャニーズ事務所にとって、大きなプラスの要素である。なお、『ジャニーズ大運動会2017』ではピッチャーを務めた。

懸念ポイント

 現時点でのネックは、過去の動画流出に尽きる。十分反省をしていることと思われるが、明らかになっていないだけでほかにも同様のことがあったのかもしれない、という懸念は残る。本銘柄の顔や名前を見れば、「あ、シュークリームの」というイメージが先行し、当面市場にその空気は残ると予測され、大きく復調に転じるには時間がかかる見込み。

 さらに、武器とする野球ネタも、シュークリームをボールのように投げてしまったからには今後活用することは難しい。クイズ部の一員としての活動も、「頭良いかと思ってたのに……」という“負のギャップ効果”が作用してしまうことから、汚名返上していくまでの我慢が問われる。

 あまりにも急な大暴落だったため、売り抜けるタイミングもなく含み損は大きなものとなっている状況。この先の売りのタイミングを読むことはきわめて難しいため、事務所や本人の動向を読み取る力がぜひともほしいところだ。

那須雄登 ジャニーズJr.四季報スコア

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