実家から遠方の結婚式。親御さんはホテル代や交通費などで費用がかさみます。おめでたい結婚式に「それくらいの費用はあたりまえ」と思う親御さんが殆どだと思いますが、A子の場合は違いました。今回は義母の行動が謎すぎてスピード離婚をした、筆者の知人A子のお話しです。
結婚式前日、義母からお願いが
A子は結婚式前に、アパートからマンションに引っ越しました。
大好きな旦那さんとの新婚生活。2人で一緒に考えて決めたお気に入りの家具や家電に囲まれて、新居での生活は快適です。
結婚式前ですが、この人と一緒に暮らしたいと思い、入籍も済ませました。
旦那と幸せな家庭を築いていきたい…そう思っていたはずなのに。
理想は思いもよらない形で崩れていったのです。
きっかけは、結婚式の3日前。義母がとんでもないこと言い出しました。
「結婚式には親戚も連れていくからね」
「あーあ、随分お金がかかりそうだよ。ホテル代にまで手がまわらないわ」
「だからさ、あんたたちの部屋でいいから貸してよ!」
なんと、義母はホテル代が高くつくから、A子達の部屋を貸してくれと言ってきたのです。
嫌な予感がする…!!
旦那さんから義母のお願いを聞いたA子。この時点で、嫌な予感がしていました。
実は、シングルマザーの義母が住む義実家は汚部屋状態!
結婚の挨拶に行った時、脱いだ服や段ボールの空き箱が散らばっていて、「ゆ、床が見えない…」とドン引いた経験がありました。
そんな義実家を見ていたので、「新居は絶対汚部屋にしない!」と決心。
汚部屋を見慣れていた旦那さんを改善させるべく、新居は徹底的な掃除で綺麗に保っていたのです。
それに、A子は義親戚に一度も会ったことがありません。
新居に会ったこともない人を泊める。
それも、A子達がいない間に泊まる?
「それはないでしょ!」思わず旦那さんに食ってかかりました。
旦那さんは、なぜいけないのか分からない様子。
確かに、A子としては結婚式のためにホテル代を負担してもらうのは申し訳ない気持ちもあります。
ですが、住み始めたばかりの大事な新居に、我慢して入るような言い方をされてはたまったもんじゃありません。
寝室やキッチン、お風呂など、部屋を荒らされるかもしれないのを考えただけでもゾッとしてしまいました。
そんなA子の思いを説明し、旦那さんから義母に断ってもらうことにしました。
いよいよ結婚式前日。
A子夫婦は、式を挙げるホテルに泊まりました。