【農家直伝】炊飯器に入れる”だけ”でOKな「パエリア&ピラフ」作ってみた!水加減がパラパラ食感の決め手♪

【農家直伝】炊飯器に入れる”だけ”でOKな「パエリア&ピラフ」作ってみた!水加減がパラパラ食感の決め手♪

こんにちは!北海道の農家で、管理栄養士でもある井澤綾華(あやか)です。農業は収穫などの繁忙期になると、猫の手も借りたいほど忙しく、お昼をコンビニ弁当で済ます事も(汗)。でも、この炊飯器一つでOKな調理法を覚えたらとっても楽になりました!今回は、本来フライパンで作る手の込んだ「シーフードパエリア」と「チキンピラフ」を炊飯器で作っちゃいますよ♪ご飯を炒めないとパラパラにならないんじゃ…って思う方、水加減がカギです!

え、トマト丸ごと炊飯器に!?豪快&放ったらかしな炊き込みご飯に挑戦!米パラッパラでピラフやん♡【農家直伝】

この炊飯器”だけ”調理のいいところは、その名の通り炊飯器一つで栄養満点の1品が作れるところにあります。
朝ご飯のついでにパパッと仕込み、炊飯器のタイマーをお昼に合わせるだけで作る手間が省けます!とっても時短になるので、炊飯器だけ献立のレパートリーを増やすべく日々研究中です。

それでは、子どもウケも抜群な「シーフードパエリア&チキンピラフ」をご紹介しま~す!

先日、わたしの畑でにんにくを大量に収穫したので、どちらのレシピにもにんにくを入れています。国産にんにくは嫌な匂いがしないと思いますが、気になる人は入れなくても良いですよ〜!

サフランをしっかり混ぜるのがポイント!「シーフードパエリア」

材料(4〜5人前)
米…3合
シーフードミックス…150g
玉ねぎ…1/2個
まいたけ…1株
ソーセージ…4本
にんにく…1かけ

[A]
オリーブオイル…大さじ1と1/2
ケチャップ…大さじ1
塩…小さじ2/3
サフラン…1つまみ
水…適量

[飾り用野菜]
トマト・ズッキーニ…各適量

作り方
1.にんにく、玉ねぎはみじん切りに。まいたけは食べやすい大きさに手で割き、ソーセージは7mm厚さほどの斜め切りにする。

2.米を研ぎ、[A]の調味料を入れてサフランが全体に散らばるように軽く混ぜる。(こうする事で、米の色づきがまばらになるのを防ぎます。)

3.1を2に入れ、シーフードミックスを加え、食材の量も併せて炊飯器の目盛り3合の位置まで水を入れ炊飯する。(すぐに炊飯してもよし、タイマーセットをしてもよし)

パエリアは、本来オリーブオイルとにんにくで米を炒めてから炊き上げる料理です。
今回のレシピでは、炒める手間を省いたため、パラパラに仕上がるよう食材の水分量も加味して水を入れています。

4.トマトとズッキーニをそれぞれ、切る、焼くなどして準備する。

5.炊き上がったら炊飯器の中でしゃもじを使って上下を軽く返し、皿に盛り付ける。4で準備した野菜を添えて、お好みで国産レモン(分量外)を絞って召し上がれ!


サフランが香るボリューム満点のおいしいパエリアが出来上がりました。
焼き野菜やサラダ、スープ、果物などもう1品合わせるだけで満足度も栄養価もUPします。

大人が食べる時におすすめな組み合わせが、広島発の辛味調味料「レモスコ」です。
物産展やアンテナショップ、スーパーなどで購入出来ます。爽やかさと刺激が同時にパワーアップしますよ!

具材たっぷりがおいしい秘密!「チキンピラフ」

材料(4〜5人前)        
米…3合
鶏もも肉…150g
玉ねぎ…1/2個
コーン(缶詰)…50g
マッシュルーム…50g(生でも缶詰でも可)
ブロッコリーの芯またはにんじん…50g
ぶなしめじ…1/2株
スライスベーコン…2枚
にんにく…1かけ

[A]
オリーブオイル…大さじ1と1/2
ケチャップ…大さじ1
白ワイン…大さじ2
バター…50g 
塩…小さじ2/3
サフラン…1つまみ
水…適量

[飾り用野菜]
パセリ(※)…適量

※今回は生パセリを使用しましたが、乾燥パセリでも大丈夫です。

作り方
1.にんにく、玉ねぎはみじん切りに。ぶなしめじは食べやすい大きさに手で割き、鶏もも肉は一口サイズ、ベーコンは1cm幅に切る。ブロッコリーの芯は粗みじん切りにする。

2.米を研ぎ、[A]の調味料を入れてサフランが全体に散らばるように軽く混ぜる。

3.1を2に入れ、コーンとマッシュルームを加えて、食材の量も併せて炊飯器の目盛り3合の位置まで水を入れ、炊飯する。(すぐに炊飯してもよし、タイマーセットをしてもよし)

これもパエリア同様、食材から出る水分もあるため、水加減を調整することがポイントです。

4.パセリを細かく刻む。

5.炊き上がったら炊飯器の中でしゃもじを使って上下を軽く返し、皿に盛り付ける。お好みで国産レモン(分量外)を絞って召し上がれ!

ベーコン、鶏肉、きのこ類など旨味が出る食材を多く使用することで、塩分控えめでも満足感のある味に仕上がります。
また、バターや白ワインは香りも旨味を出すため、入れる事をおすすめしますが、白ワインがない場合は酒や水で代用しても構いません。

お茶碗などに入れて型取れば、なんとも可愛らしい雰囲気に♪
味は、給食で食べたことがあるような”炊き込みピラフ”に近いかな?白ワインの香りがグンと洋食感を醸し出し、大人も満足出来る味になっています。

今回はブロッコリーの芯を入れましたが、にんじんを入れるとオレンジ色がより鮮やかになってきれいですよ。

その他に、鶏肉ではなく豚肉やベーコンのみで作っても良し、冷凍シーフードなどを加えてシーフードピラフにしても良し!入れる材料によってアレンジが自由自在です~。

沢山作って冷凍もオススメ!

わが家は家族が多いため米3合で作るレシピとなっていますが、2合からでも食材の量を調節しながら作ることができます。炊き上がりを冷凍しておけば、レンジで温めるだけですぐに食べられるので、多めに作って冷凍が便利です。

朝にセットしてお昼に出来上がる利点はありますが、気温が高い日だと生肉や海鮮が傷まないか心配になりますよね。気温が高い日は水の代わりに氷を入れても良いです。
ただ、水の量が正しく計れなくなってしまうため、水分量を減らすなど調整してみてくださいね。

井澤農園

井澤綾華(いざわ あやか)さん

北海道生まれ。札幌西高校卒業後、食のプロフェッショナルを志し、天使大学にて栄養学を学ぶ。在学中は、全国の農家との交流や札幌市内の食品ECでの勤務を通じて農業と食への知見を深め、並行して料理研究家としても活動。卒業後は管理栄養士の資格を取得し、フリーランスとしてレシピ提供や講演・執筆活動を行っている。北海道栗山町「井澤農園」4代目・孝宏の妻であり、三児の母でもある。
モットーは「食卓を支える生産者をより身近に感じることで、生活者の食をより豊かにしたい」。
井澤農園HP:https://izawa-farm.com/

関連記事:

配信元

あたらしい日日
あたらしい日日
世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。