「雑談」に混ざれる人、混ざれない人の違いとは? 専門家が解説、対処法が分かる【簡単チェック表】も

「雑談」に混ざれる人、混ざれない人の違いとは? 専門家が解説、対処法が分かる【簡単チェック表】も

 職場や学校で、楽しそうに雑談する同僚たちやクラスメートたち。自分もすぐ近くにいるのに、その輪に入れないという経験をしたことはありませんか? 自分から会話に加わるのが苦手という人も少なくないでしょう。楽しそうな人たちの輪に進んで混ざるためにはどうすれば良いのか? マナーアドバイザーの浪越あゆみさんに聞きました。

輪に入れる、入れないの違いとは?

Q.職場などで、楽しそうに雑談する人たちの輪にうまく入れない人がいます。これは、どのようなタイプの人に、どのような状況で起こると考えられますか。

浪越さん「さまざまなケースが考えられるので一概には言えませんが、その中の一つとして、周りのことをよく観察するタイプの人というのが考えられます。周りの視線や表情を敏感に感じ取り、気にし過ぎると、話に入るタイミングを逸してしまうことも考えられると思います」

Q.輪に入るのが苦手な人は、どのようにすれば自然に加わることができるようになるでしょうか。

浪越さん「輪に入ることがストレスに感じるようだったら、無理に入る必要はありません。しかし、輪の中に入りたいと思うのであれば、まずは一番話しやすそうな人の近くに行ってみるのは有効です。

 また、輪に入れない人の中には、ゆっくり話す人がいます。そういう人は、後半勝負で輪の中に入るチャンスを見ておくこともおすすめです。皆の勢いが止まったときや、話の流れが落ち着いてきたときに、違う話題をゆっくり持ち掛けるのも良いかもしれません」

【チェック一覧】輪に入りやすい人、入りにくい人

Q.大人数での雑談が苦手な人や人見知りの人が、その悩みを緩和するために普段からできることはありますか。

浪越さん「コミュニケーションが苦手と思っている人に多いのが、『話題を見つけて話すことが苦手』と思っていることです。コミュニケーションは『聞く力』もとても大切なので、無理に話題を考えようとせず、質問したり話を聞いたりということをやってみてはいかがでしょうか? 話を聞くときに、無表情や無反応で聞くのではなく、うなずきや表情を意識する習慣を付けていくといいと思います」

Q.例えば転職してきたばかりの職場でも、すぐに輪に入れる人と、入れない人がいると思います。両者の違いはどのような点にありますか。

浪越さん「本人の性格に加えて、次のような特徴も少なからず関係していると言えます。

輪に入りやすい人 = 比較的早口でしゃべるタイプ
輪に入りにくい人 = 比較的ゆっくり話すタイプ

輪に入りやすい人 = 思ったことを瞬発的に口に出せるタイプ
輪に入りにくい人 = 自分の頭でじっくり考えてから話し出すタイプ

輪に入りやすい人 = 自分から次々と話題を提供するタイプ
輪に入りにくい人 = 自分からはあまり話題を提供しないタイプ

 話し方にも、人それぞれの個性がありますし、得手不得手もあります」

Q.逆に、人見知りの人が職場など身近にいた場合、どのように接するのがよいでしょうか。

浪越さん「人見知りの人自身の考え方にもよりますが、一人が好きで自分から話すことを避けているような人の場合は、無理に話し掛けることで逆にストレスを与えてしまうこともあり得ます。そうではなく、相手が人と接することを求めているような場合は、ランチに誘ってみたり、何かの話題に対して考えを聞いてみたりするのはいかがでしょうか?」

(LASISA編集部)

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