産業医の役割
産業医面談では診断・治療を行うのではなく、その事業場で働けるか働けないかを判定します。診断・治療を行う主治医の場合、その事業現場の環境や業務のことを理解していないため、本人の状態を見て「復職可」の診断を出すことがあります。しかし産業医の場合、実際にそこで働くことを想定して復職可能かどうかを判断する点で大きな違いがあり、それが産業医に求められる役割です。また、ストレスチェックなどを通して労働者の健康障害を予防するだけでなく、心身の健康保持・増進を目指すことも産業医の重要な任務です。
この記事を監修してくれたお医者さん
粟田裕治
ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック 院長
略 歴
日本医科大学卒業/川崎幸病院 初期臨床研修/川崎幸病院 消化器内科/医療法人社団CMG ふれあいの丘内科内視鏡健診クリニック 院長
保有資格
日本内科学会 認定内科医/日本消化器病学会 消化器病専門医/日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医/日本病態栄養学会認定 NST研修修了/緩和ケア研修修了/難病指定医
配信: 医科歯科健診コラム
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