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茶系フローリングの中で最も明るいライトブラウンやナチュラルブラウンの床色。お部屋の印象が明るく見え、開放的で広々した印象があるため、いつの時代も人気のカラーです。
ベーシックな色合いなので、どんなインテリアにも合わせやすいですが、だからこそ「他の人とは違うおしゃれなコーディネートを作るのは難しい」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は「プロがおしゃれなライトブラウンの床インテリアを実現する方法を教えます。」と題して、ライトブラウン・ナチュラルブラウンの床のコーディネートのポイントを解説します。
プロが教える！おしゃれなライトブラウンの床インテリアを実現するポイント
自然を感じる色合わせで洗練された雰囲気に
ナチュラルブラウンの床は、どんな色とも合わせられますが、特に自然界にある色と相性がいいです。大人っぽさ・落ち着きを感じさせたい場合は、ブラウン系カラーを合わせましょう。適度な重厚感も加わり、リラックスできる雰囲気を醸し出せます。ナチュラルやインダストリアル・レトロなど、幅広いインテリアテイストに合わせられます。
同じく自然界に多い色である緑も好相性です。明るい緑であればカジュアルに、暗い緑であればシックに演出できます。他にも有彩色を入れたい場合は、色のトーンをそろえてあげると一体感が感じられます。どの色を合わせる場合も、あまり淡い色を選んでしますとメリハリのない単調な雰囲気になりやすいので注意しましょう。
木製家具のカラーはイメージに合わせて選ぶ
コーディネートを考えるときに、多くの方が頭を悩ませるのが「ライトブラウンの床色と木製家具の色を合わせるのかどうか」という点です。基本的には木部の色が違うものを合わせても問題ありませんが、色によって印象が変わるので使い分けましょう。
木製家具の色を、床色と同じライトブラウン・ナチュラルブラウン系でまとめると、優しくて明るい雰囲気になります。カジュアルで軽快な雰囲気が好きな方におすすめです。
ミディアムブラウンの家具と合わせると、お部屋にあたたかみのある印象がプラスされます。レトロやエレガントな雰囲気を感じさせたい場合にぴったりです。
床色とコントラストがあるダークブラウンやブラックの家具と合わせると、空間にメリハリが生まれます。家具に視線がとまりやすくなるため、お部屋のメインとなるような家具に濃い色を取り入れるとよいでしょう。
ラグや壁紙でお部屋の印象をガラッと変える
重厚感のあるインテリアが好きな方やシックな雰囲気が好きな方は、ライトブラウンの床は明るすぎると感じるかもしれません。その場合は、ラグを敷いてライトブラウンの床色が見える面積を減らしましょう。どっしりとした雰囲気を出したい場合は、ダークカラーで濃い色を選ぶと重心が下がって落ち着いた印象になります。
また、壁紙に有彩色を取り入れて視線を床から離させるのも有効です。お部屋の中で一番見せたい一面にアクセントクロスを取り入れるのがベーシックな手法ですが、お全面に淡めの有彩色を採用したり、グラデーションで壁紙の色を変えるのも変化が生まれて面白いです。
さらに詳しく！ライトブラウンの床のインテリアに合わせたい対象別おしゃれに仕上げるポイント
ライトブラウンの床のインテリアで壁紙を選ぶポイント
明るめのライトブラウンの床の場合、スタンダードな白の壁紙だけでまとめるとメリハリがないと感じることも。お部屋の一部分だけでもアクセントクロスを取り入れると、コーディネートの印象がぐっと引き締まって、洗練された雰囲気を感じられます。カジュアルにしたいなら原色に近い色を、エレガントなら淡い色を、シックなら濃いめで暗めの色を選ぶとしっくりとなじみます。
ライトブラウンの床のインテリアでカーテンを選ぶポイント
カーテンに有彩色を選ぶと、視線を引き付けてお部屋にメリハリをつけてくれます。柄物を選ぶのもキャッチーでいいですね。有彩色のカーテンを取り入れる場合は、他のインテリアにも同じ色を採用すると、統一感が出てコーディネートしやすくなります。
ライトブラウンの床のインテリアでソファやテーブル等大物の家具を選ぶポイント
家具には濃い色のものを選ぶと、床とのコントラストによって印象的に感じられます。色は面積が大きくなるほど色のインパクトがより強く感じられるため、大型家具ほど色選びには注意しましょう。カラフルな色は難しいと感じる場合は、ダークブラウンやダークグリーンなど、ライトブラウンの床色と相性の良い自然を感じる色合いでから選ぶと合わせやすいです。
ライトブラウンの床のインテリアでラグを選ぶポイント
ベーシックなライトブラウンの床は、どんなデザインのラグでもよく合います。お部屋に個性をプラスしたい方にはお部屋の世界観に合った柄物がおすすめです。明るめのカラーだと軽快に、暗めのカラーだと落ち着きや重厚感を出せます。
後悔したくない！失敗しがちなパターン紹介
ライトブラウンの床は、淡い色だけでまとめてしまうとぼんやりとした印象になりやすいです。締め色となる暗色やビビッドカラーを取り入れて、メリハリをつけるとぐっと垢ぬけます。暗色はお部屋に重厚感・落ち着きを感じさせます。クラシック・モダン・インダストリアルなど、大人っぽさや落ち着きを感じさせたい場合におすすめです。
ビビッドカラーはポップで明るい印象を感じさせます。大きな面積に取り入れると色の印象が強くなって悪目立ちしやすいため、ワンアイテムだけに取り入れるなど使う分量には気をつけましょう。
スタイル別おしゃれなライトブラウンの床インテリア実例サンプル15選
モダンスタイルのライトブラウンの床インテリア実例 4選
ビビッドカラーを散らして印象的に
カラーリングが印象的なモダンリビングです。赤・青・黒とビビッドな色使いですが、面積を絞って色を散らしているためごちゃごちゃした印象にはなりません。木製家具は床色よりも濃い色にすることで、有彩色に負けずバランスが取れています。
モノトーンは＋αでリラックス感を
存在感のあるラグがお部屋をスタイリッシュに彩っています。ラグのカラーリングがホワイト×ブラックとコントラストが強いですが、アートにも同じ組み合わせを取り入れることで上手くなじませています。モノトーンだけだと冷たくて無機質な印象になりやすいですが、観葉植物や有彩色を少し取り入れると活気やあたたかみが感じられます。
黒×ライトブラウンを繰り返して印象的に
黒を中心にしたシックな印象のリビングです。黒の割合がかなり大きいですが、大きな開口部からの光や暖炉の炎によって明るさが感じられるので重くなりません。「ライトブラウンの床と黒の窓枠」というカラーリングを、チェアのデザインでもリピートすることで、より印象的に魅せています。
深い緑と曲線デザインで優雅なリビングに
ダークグリーンを合わせてエレガントな雰囲気のリビングを形成しています。照明やチェア・ラグなどに取り入れた曲線デザインも、優雅な印象を作り出すポイントになっています。中央に置いたパンパスグラスが光を受けて、より印象的にやわらかな雰囲気をプラスします。
北欧・ナチュラルスタイルのライトブラウンの床インテリア実例 4選
ローソファは空間をうまく使って洗練させる
ロータイプ家具でまとめたリラックス感のあるリビングです。背の低い家具でそろえると空間上部が大きく空きますが、存在感のある照明やアートを合わせることでバランスが取れています。
ミニマルでもやさしい色合いなら落ち着く空間に
デザインはミニマルに、色でオリジナリティを表した洗練空間です。全体的に丸みがある家具でまとめていて、色合いもくすみ感があり、やさしい雰囲気が感じられます。白を多く取り入れていますが、フレッシュな純色ではなくアイボリー寄りの色味にすることでやわらかな印象になっています。
フォーカルポイントを作ればぐっとおしゃれな雰囲気に
ベージュカラーでまとめていますが、壁紙にくすみグリーンを取り入れることで、良いアクセントになっています。アクセントクロスは来客の視線を集めるので、見せたいものを飾るにはぴったりの場所といえます。お部屋の世界観を表すアイテムをアクセントクロス周辺に集めて、お部屋の印象を強くしましょう。
自然素材にこだわってワンランク上のナチュラル感を
ホワイト×ナチュラルカラーでまとめていますが、観葉植物のグリーンを効かせることで空間にメリハリをプラスしています。観葉植物の鉢カバーや照明の脚・テーブルデコレーションに至るまで、自然を感じさせる素材を使用することで世界観が確立されています。
西海岸・インダストリアルスタイルのライトブラウンの床インテリア実例 4選
観葉植物でコントラストを作ればぐっとおしゃれに
相性の良いイエロー×ブルーをメインとしたさわやかなコーディネートです。壁紙やカーテンには純度の高い白を取り入れることで、お部屋のさわやかな印象がさらに際立ちます。トーンを落とした濃いめのイエローと観葉植物の濃いグリーンがコントラストとなり、空間を引き締めます。
白を増やして西海岸らしい開放感アップ
ブラウン・ベージュを基調にした大人っぽさのある西海岸スタイルです。落ち着いた色合いの家具が多くても、建具に白を多く取り入れることで西海岸風にぴったりの開放感が生まれます。存在感のあるヤシノキ科の観葉植物も南国感がプラスされていいですね。
くすみのあるカラーリングで男前に決める
ブラウンとグリーンでまとめて男前な雰囲気を醸しています。レンガやコンクリート打ちっぱなしのようなラフな印象の素材に合わせて、家具の色合いもくすみ感・マット感のあるものにしているのでバランスがいいですね。
暗色コーディネートはポイントで明るさを感じさせる
重厚感のある黒の革張りソファがかっこいい印象を醸しています。反対に、ラックやテーブルは細めのデザインを選ぶことで、空間の重さを軽減します。床色の明るさや小物の白・ソファの光沢がお部屋に明るい印象をプラスします。
独自のスタイルを突き進むライトブラウンの床インテリア実例 3選
色使いの統一感でカラフルコーデを洗練させる
お部屋自体をアートのように彩った個性が光るコーディネートです。ベースカラーはブルーで相性の良いイエローを差し色にしています。アートやラグの色使いに統一性をもたせることで、お部屋全体に一体感を生み出しています。
白黒ストライプを効かせてスタイリッシュに
色柄を取り入れた大人ポップなリビングです。多くの色を採用していますが、マットな質感でやさしさを感じる色合いなので、カジュアルというよりもエレガントな雰囲気があります。柄は白黒のストライプに絞っているため、スタイリッシュな印象が強調されています。シンプルなレースカーテンが適度な存在感で他のインテリアを引き立てています。
洗練デザインを合わせて上質なリゾート感を
観葉植物に囲まれた植物園のようなソファスペースです。グリーンを増やすとワイルドさや雑多な印象が出ることもありますが、脚が細めの上品なインテリアを合わせることで、美しさや優雅さが強く感じられます。背の高い植物の圧迫感を、光を透過するレースカーテンや明るい色のアクセントウォールで軽減しています。