歯科衛生士が長年人手不足なのはなぜ? | 新卒の有効求人倍率22.6倍の超売り手市場

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退職する歯科衛生士の多さ

3つ目の理由は、出産・育児などで退職する人の多さです。現在、歯科衛生士として活躍している人の大半が女性で、ライフステージの変化を理由に離職するケースが多いです。もちろん中には出産・育児を経験してもフルタイム勤務を希望する人もいます。しかし、子どもの預け先がないなどが理由で復職ができない場合もあり、男性と比較するとどうしても長期勤務できる割合が低くなります。

国家資格のハードルの高さ

4つ目の理由が、歯科衛生士になるための国家資格のハードルの高さです。歯科衛生士になるにはまず国家試験の受験が必要ですが、受験のためには3年制の専門学校・短大もしくは4年制大学を卒業しなくてはいけません。歯科衛生士の試験は年に1回実施されており、合格基準は正答率60%です。合格率は約95%と、他の医療系の国家試験と比べると高い合格水準ではありますが、誰でも受験できないという点でハードルが高くなっています。

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