【シュー生地の裏ワザ】ふっくら膨らむ4つのポイントとは⁉「ひとくちシュークリーム」に挑戦♪サクッと香ばしい♡

【シュー生地の裏ワザ】ふっくら膨らむ4つのポイントとは⁉「ひとくちシュークリーム」に挑戦♪サクッと香ばしい♡

この世の中でシュークリームが一番好き!と断言出来るほど大・大・大好きな筆者。でも、生地を膨らますのが難しいというイメージがあり、自分ではこれまで数えるくらいしか作ったことがありません。大好物を上手に作れたら万々歳!ということで、料理研究家ゆかりさんがYouTubeで生地が膨らむコツを伝授していた「ひとくちシュークリーム」に挑戦してみます!2層仕立ての本格的なシュークリーム、わたしでも上手に作れるかしら?

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料理研究家ゆかりさんの公式X(旧Twitter)がこちら!


おいしそうなシュークリームの画像がポストされていますよ!まるでお店で売っているような本格的な仕上がりですね。

シュークリームは、生地が膨らまないという失敗が多いお菓子。でも、料理研究家ゆかりさんは上手に焼くコツを4つ紹介していました。

シュー生地の材料は常温に戻すこと。”溶かしバター水”にふるった薄力粉を加える時は、火を止めること。焼く前のシュー生地に霧吹きで水をかけること。200℃と160℃の2段階の温度で焼くこと。

この4点を守れば上手に焼けそうですよ!YouTubeで、ゆかりさんが伝授してくれたコツを踏まえて作ってみます!

クリームは2層仕立て♪「ひとくちシュークリーム」を作ってみた!

有塩バターを使うと生地が塩っぽくなるそうなので、無塩バターをご用意くださいね。材料は作る前に常温に戻し、生地を練る鍋はフッ素樹脂加工されていないものを使います。

【材料】(6個分)
薄力粉…30g
水…50ml
無塩バター…20g ※小さく切っておく
卵…1~2個 ※生地の硬さにより2個使う場合もあります
塩…ひとつまみ
[カスタードクリーム]
牛乳…100ml
卵黄…1個分
薄力粉…大さじ1
グラニュー糖…小さじ4 ※砂糖でも可
バニラビーンズペースト…小さじ1/4 ※バニラオイル、バニラエッセンスで代用可
[生クリーム]
生クリーム…150ml
グラニュー糖…大さじ1と1/2

※材料にある生クリームの分量は、YouTubeで紹介された通りに記載していますが、実際は生クリーム30ml程度、グラニュー糖小さじ1強くらいで足りると思います。

※オーブンは200℃に予熱しておきます。

【step1 カスタードクリーム作り】
1.耐熱容器で卵黄を溶きほぐしてグラニュー糖を加えて白っぽくなるまで混ぜ、牛乳の1/3量を入れて混ぜてから、ふるった薄力粉を加えて混ぜます。

牛乳を全量入れて薄力粉を混ぜると、ダマになりやすいとのこと。牛乳を1/3量だけ先に加えてから薄力粉を混ぜるのがポイントです。

2.バニラビーンズペースト(またはバニラオイル)を加えてよく混ぜ、残りの牛乳も加えます。

バニラエッセンスは加熱すると香りが飛ぶので、エッセンスで代用する場合は、加熱後に加えます。筆者はバニラエッセンスを使うので、このプロセスでは牛乳だけを加えて混ぜました。

3.1か所隙間を空けるようにふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分加熱して混ぜる、という工程を3回繰り返します。

カスタードクリームは、レンジで作れるので簡単です♪

1回目の加熱。電子レンジ(600W)で1分加熱して混ぜてみると、シャバシャバとした液体のままでした。

2回目の加熱。もう一度電子レンジ(600W)で1分加熱して混ぜてみると、とろ~っとした状態に。軽く筋は付きますが、すぐに消えるくらいのやわらかさです。

3回目の加熱。電子レンジ(600W)で1分加熱すると、かなりとろとろでなめらかな状態に。筋が少し残るくらいのやわらかさになりました。

4.1か所隙間を空けるようにふんわりとラップをかけ、最後にもう一度、電子レンジ(600W)で30秒加熱して、全体を混ぜます。バニラエッセンスを使う場合は、この段階で数滴加えて混ぜます。

最後に電子レンジ(600W)で30秒加熱して混ぜてみましたが、それほど硬さに変化はなし。とろとろな状態のカスタードクリームに仕上がりました♪

筆者はバニラエッセンスを用意していたので、この段階で10滴加えて混ぜました。

5.カスタードクリームにラップを密着させ、氷水に浸けて急冷し、冷めたら冷蔵庫で冷やします。

カスタードクリームは傷みやすいので、必ず氷水に当てて急冷してくださいね。今回は5分ほど氷水に当てて急冷しました。

カスタードクリームの粗熱が取れたら冷蔵庫へ。シュー生地が出来上がるまで冷やしておきます。

【step2 シュー生地作り】
1.クッキングシートに直径4cmの円を6つ、間隔を空けて鉛筆で書きます。薄力粉をふるい、卵を溶きほぐします。

フタやビンなど直径4cmの物を探し、それをなぞるように円を描いてくださいね。この円はシュー生地を絞り出す時の目安にします。

シュー生地を作る前に薄力粉をふるい、卵を溶きほぐしておきます。

2.鍋に水、塩、無塩バターを入れて弱めの中火に点火し、混ぜながら沸騰するまで温めます。沸騰したら5秒数えて火を消し、ふるった薄力粉を加えます。

塩ひとつまみ加えると、なめらかで伸びのあるシュー生地になるそうです。”バター水”は30秒ほどで沸騰したので、5秒数えてから火を止め、薄力粉を加えました。火が付いたまま薄力粉を入れるとダマになるので、必ず火を止めてから加えてくださいね。

3.シリコンベラで粉っぽさがなくなるまで手早く混ぜ、ひと塊になったら弱めの中火を点火。生地を押さえつけるようにしながら混ぜて、鍋底に白い膜が出来るまで加熱します。

火を消した状態で2分ほど混ぜると生地がまとまりました。弱めの中火に点火したら、シリコンベラで生地を押さえながら混ぜると、なめらかな生地に仕上がりますよ。今回は1分強で鍋底に白い膜が張ったようになりました。

ちなみに、フッ素樹脂加工された鍋だと、膜が張った状態を確認しづらいとのこと。フッ素樹脂加工の鍋しかない場合は、1分強を目安に火入れしてくださいね。

5.ボウルに生地を移し、卵液を少しずつ加えながら生地を混ぜ、伸ばした時に角が立つくらいになるまで混ぜます。

本来はボウルで卵液を混ぜ合わせるのですが、間違えて、火を消した鍋のまま卵液を加えて混ぜてしまいました…。

卵液は生地の様子を見ながら、大さじ1杯くらいずつ加えて混ぜてくださいね。

温かい鍋で卵液を混ぜたからか、なかなかやわらかくならず卵液を1個半ほど加えることに。ちょっと硬めかな?と思いつつも「卵液を加え過ぎてやわらかくなり過ぎた生地は元に戻らない」という料理研究家ゆかりさんのコメントにドキドキしてしまい、ぽってりとした状態でとどめておきました。

6.クッキングシートを敷いた天板に1の円を描いたクッキングシートをのせ、円の大きさに合わせて生地を絞り出します。残った卵液を表面に塗って、さらに霧吹きで全体に2プッシュくらいの量の水をかけます。

黒い天板に円を書いたクッキングシートを直接のせると円が見えなくなるので、クッキングシートを下に敷き、鉛筆で書いた面を下にしてのせてくださいね。

今回は生地が硬かったため絞り出しがスムーズにいかず、生地の表面がうねってしまいました。絞り出した後がとがっていたら水を付けた指で平らになるよう、軽くならしてくださいね。

霧吹きで水をかけると表面が焼き上がるのに時間がかかり、下の生地が膨らみやすくなるそうですよ!

7.200℃に予熱したオーブンで10分焼き、160℃に温度を下げて15分焼きます。

200℃で10分焼いた時はまったく膨らんでいませんでしたが、160℃に温度を下げて15分焼くとふっくらと膨らみました♪温度を下げる時にオーブンを開けてしまうと生地が膨らまないとのことなので、ご注意くださいね。

高さは約4cmに膨らみましたが、中は空洞になっているでしょうか?粗熱が取れたら仕上げに移ります。

【step3 仕上げ】
1.粗熱が取れたシュー生地の上部1/3を切り落とします。

シュー生地を切ってみると1個だけが空洞になっていて、5個は生地が詰まっている状態でした。見た目は成功したように見えたのですが…。今回は中の生地を取り除いて使うことにします。

2.生クリームを入れたボウルを氷水に当てながら、ハンドミキサーで角がふんわり立つくらいまで泡立てます。

レシピでは生クリーム150mlになっていますが、かなり多そうなので、今回は生クリーム50mlにグラニュー糖6gを加えることに。生クリームの量が少ないので泡立て器で混ぜました。

3.冷やしたカスタードクリームに生クリームから大さじ1~2杯取り分けて加え、混ぜ合わせます。

カスタードクリームも全量使うと多そうなので、今回はカスタードクリーム大さじ2杯に生クリーム小さじ2杯を混ぜ合わせました。生クリームを少し加えることで軽い食感のカスタードクリームになりますよ。

ちなみにこの量でちょうど6個分でした。作ったカスタードクリームは半分以上残ったので、フルーツに添えたりしていただきます♪

4.丸い口金を入れた絞り袋にカスタードクリームを、お好みの口金を入れた絞り袋に生クリームを入れ、カスタードクリームをシュー生地に詰めます。

動画では絞り袋を使っていましたが、シュー生地の中がとても小さいため、小さいスプーンでカスタードクリームを詰めました。

5.カスタードクリームの上に生クリームを絞り出し、そこにシュー生地をかぶせます。

生クリームは絞った方がおしゃれになりますが、今回はスプーンでこんもりと盛ることに。絞り出す場合、生クリームはもう一度混ぜて10分立てにした方が、口金の模様が付きやすいと思います。

生クリームを50ml泡立てましたが、それでも半分くらいは残りました。生クリームは30ml程度で足りそうですよ。シュー生地をかぶせたら完成です♪


シュー生地がほんのり香ばしい♪2層仕立てのクリームがやさしい甘さ♡

名前の通りにミニサイズに仕上がった「ひとくちシュークリーム」です。シュー生地の中が詰まったような生地感で焼き上がりましたが、中の生地をくり抜けば、失敗がなかったような本格的な仕上がりに♪

本当にひと口サイズなので、パクッと口に入ります。シュー生地はサクッと香ばしく、ケーキ屋さんのシュー生地のよう!

中のカスタードも生クリームもとろ~っとやわらかく、甘さ控えめなのであっさりと食べられます♪ミニサイズなので次から次へと手が伸び、6個の「ひとくちシュークリーム」は、あっという間になくなってしまいました。もっと食べたい!という本音が…。

焼成前のシュー生地に霧吹き&高温と低温で焼くとふっくら膨らむ!

料理研究家ゆかりさん考案の「ひとくちシュークリーム」は、お店さながらの本格的なおいしさに仕上がるシュークリームでした。

シュー生地の材料を常温に戻す、ふるった薄力粉は火を消した状態で加える、焼成前の生地に霧吹きをかけて表面が焼けるまでの時間を稼ぐ、200℃と160℃の2段階の温度で焼く。生地をふっくらと膨らます4つのポイントはどれも簡単なことですが、ひとつでも欠けるとシュー生地が台なしになってしまう、重要なポイントでした。

今回は加えた卵液が少し足りず、生地が硬かったことで中が空洞にならなかったようです。生地に加える卵液の量は明確ではなく「ゴムベラから生地を垂らし、伸びた時に角が立つくらい」というのが目安なので、生地の様子を見ながらシュー生地を作ってくださいね。

作るのが難しい印象のシュークリームですが、ぜひ挑戦してみてください!

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あたらしい日日
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