老舗和菓子店が太鼓判!超新感覚「焼きういろう」試してみた♪もちっカリッとろっの食感三重奏に衝撃!

老舗和菓子店が太鼓判!超新感覚「焼きういろう」試してみた♪もちっカリッとろっの食感三重奏に衝撃!

名古屋めし料理家SwindさんがX(旧Twitter)で興味深い「ういろう」の食べ方を紹介していました。名古屋名物の地味めな和菓子「ういろう」は、「焼く」とまるでフレンチトーストのようになるんですって!東海地方出身のわたしにとって「ういろう」は、よくお土産としていただいていた身近な和菓子。でも、”焼く”なんて考えたことなど…一度もない!しかも、フレンチトーストみたいになるって、マジっすか???よし、やってみよう!

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「ういろう」ってそもそも何?

photoAC

「ポポポイのポイ♪しろ、くろ、抹茶、あがり、珈琲、ゆず、さくら、青柳ういろう~」

東海地方出身のわたしは小さな頃から、上記のような名古屋の老舗和菓子店「青柳総本家」のCMソングを聞いていたので、「ういろう」の存在はもちろん知っています。でも「ういろう」ってどんな和菓子かと聞かれると…うーーーん、答えられない。

そこで、本日の主役、「ういろう」についてちょっと調べてみました。

「ういろう」は米粉などに砂糖を加えて蒸しあげた和菓子で、ほのかな甘みともっちりとした食感が特長。名古屋名物として知られていますが、名古屋だけでなく、京都や小田原、山口などの名物でもあるそうです。ちなみに、山口のういろうは米を主とする粉を使う他の地域と違って、わらび粉を使うのが特徴なのだとか。

なるほど!見た目はようかんみたいですが、「ういろう」は米粉と砂糖(山口の場合は例外ですが…)というシンプルな材料で作られているんですね。

素朴な味の「ういろう」は、”そのまま食べる”のが鉄則だと思っていましたが、名古屋めし料理家SwindさんのX(旧Twitter)では、なんと”焼き”推しでした!びっくりです。

「ういろう」って”焼き”が美味ですって!?

名古屋名物ういろうの新たな食べ方「焼きういろう」を紹介している、名古屋めし料理家SwindさんのPostはこちら。

「焼きういろう」は、ライターでもあるSwindさんが、「青柳ういろう」でおなじみの「青柳総本家」を取材した際、教えてもらった食べ方なのだそう。つまり、名古屋を代表するういろうの名店のお墨付きの食べ方というわけです。

”ういろうを焼く”という斬新な食べ方に、Postを見た人からは「え?え?え?(本気で困惑)」「うそ!!」「まじか?」「その発想はなかった!」「ういろうを焼くとか思いもしなかった!やってみます」「知らなかった!ういろう焼くなんて」「焼きういろう 目からウロコです」「新発想!!やってみます。」「やばっ。めっちゃおいしそうやないですかー!」「確かに餅みたいな食べ物だから理にかなってますね…考えた人、すごい」…と大反響です。

では、実際に「焼きういろう」にして食べてみましょう♪

ちなみに、青柳ういろうは7種類の味「しろ、くろ(黒砂糖)、抹茶、上がり(こしあん)、珈琲、ゆず、さくら」がありますが、青柳総本家が、”焼きういろう”におすすめしているのは、ノーマルな「しろ」とのこと。

「焼きういろう」やってみた!

本日使う「ういろう」は、青柳総本家「青柳ういろう」のひとくちタイプ。実家に帰省した際に購入しました!ういろうを自分で買うのは今回が初。「しろ、くろ(黒砂糖)、抹茶、上がり(こしあん)、さくら」の5種類がセットになっています。

青柳総本家「青柳ういろう ひとくち」5個入り1個50g 価格497円(税込)

今回はその中の「しろ」と「上がり」で焼きういろうを作ってみようと思います。

ちなみに、「上がり」を選んだのは、名古屋名物のひとつに、トーストの上にあんことバターをのせた「小倉トースト」があるので、「上がり」を焼いてバターをのせたら、小倉トースト風になるのでは?とちょっと期待したわけです!

「焼きういろう」材料と作り方

【材料】2人分
ういろう…適量
サラダ油…適量
有塩バター…適量

今回、ういろうは青柳ういろうの「しろ」と「上がり」(各1個50g)を使用、バターは8g使います。X(旧Twitter)には、”青柳ういろうでなければ出来ない”とは書いてなかったので、米粉と砂糖が原料のういろうであれば、他のお店のものでも作れそうです。山口のわらび粉を使ったういろうの場合はどうなるのかしら?機会があったら、やってみたいな。

【作り方】
1.  ういろうをお好みの厚さにスライスします。

厚めの方が食べ応えがありそうなので、今回は1.5cmほどの厚さにカットしました。

2.  フライパンに薄く油を引き、中火で温め、1を入れます。

片面を弱火と中火の間ぐらいの火で1~2分程度焼き、焼き目がついたらひっくり返します。

2分ほど焼いたら焼き目がつきました!ひっくり返して、もう2分。

3.  2をお皿に盛り付け、バターをのせて出来上がり。調理時間は5分でした。

ういろうがこんな姿になるとは…(笑)。

まずは、「しろ」からいただきます!

おお~、おもしろい!カリッ、もちっ、とろっとしています。ういろうは焼かずにそのまま食べると”もちっ”としていますが、焼くことで”とろっ”とした食感と”カリッ”とした食感がプラスされ、3種類の食感が楽しめます。確かに”新感覚”と言えるかも。バニラアイスとの相性もよさそうです。

バターの塩味の影響なのか、焼いたからなのか、そのまま食べるときよりういろうの甘みを強く感じます。…正直、バターとういろうの相性は”ものすごく合う”とまでは言い切れませんが、ひと口めのカリッとした食感の中に、ほんの一瞬、フレンチトーストっぽさを感じます(笑)。一瞬だけですが、確かにフレンチトーストが”います”。おもしろいですね。

続いて、「上がり(こしあん)」をいただきます。

あれっ??? 味覚が優れていないわたしは、「しろ」との違いをほぼ感じられず…。どっちも同じような味です(苦笑)。ただ、後味にちょっと残るザラッとしたあんこがバターと相まって、ほんの一瞬、”小倉トースト”を感じるような感じないような…。そんな漠然とした感想です(笑)。

そのまま食べるときとは違う、ういろうの「もちっ&カリッ&とろっ」の”新食感三重奏”を楽しめる。「焼きういろう」。お土産にういろうをもらったときなど、試してみてはいかがでしょう♪

※記事内で紹介した商品は掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合がございます。


<参考文献>
Web

『農林水産省〜うちの郷土料理・外郎(ういろう)〜』
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/
k_ryouri/search_menu/menu/
43_25_yamaguchi.html

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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