年末の大掃除!やる?やらない?いつやる?

年末の大掃除!やる?やらない?いつやる?

第5回 今日から役立つ家事hack
いよいよ年末。この時期の一大行事といえば大掃除ですね。やるべき&やったほうがいいとはわかっていても、いざとなると億劫に…。「本当にやらなきゃいけないの?」と考えたことがある人はきっと多いでしょう。そこで今回は、他の人はいつ&どうやって済ませているのかの実際を調べてみました!

スタイルやこだわりで変化

「他の人はいつ&どうやって?」と考えた人は多いようで、質問&検索コミュニティの「教えて!goo」には大掃除関連の質問が多く寄せられています。たとえば「家の大掃除をしますか?」という質問では、

・しません。夏の終わりの頃に大掃除をします
・します。普段できないところを念入りに
・毎年の事、掃除してスッキリすれば年越しと我が家の恒例の行事です。
・「大」が付かない程度の掃除で済ませています
・汚れの気になる所はします
・11月頃から、ちょこちょこと着手します
・特にはしません。日頃から気づいたところを順次やっているので
・それっぽいのはします

など、「絶対やる派」や「日頃からやっているから不要派」、「ほどほどにやる派」から多様な意見が。家庭のムードややる気、スケジュール、日ごろの掃除頻度などで、判断が分かれているようです。ただし中でも、「日頃からやっているから不要派」の落ち着いた雰囲気は際立っています。掃除を日常にしていると、時間的にもキモチ的にも「余裕」が生まれやすいのかもしれませんね。

大掃除やるならいつ?日程にも個人差が

また「暮れの大掃除はみなさんいつ頃からはじめていますか?」の質問では、

・12月の中旬に土日にやりますー
・専業主婦なので12月1日からはじめて、夫が休みに入る前に終わらせます
・冬休みに入ってからです
・12月にはいるとはじめます
・12月に入って晴れた日
・毎年12月の29・30日あたりに必死でやってます(笑)
・一人暮らしなのでやりません。

と、またしても千差万別の回答に。加えてここにもやはり、

・まだ暖かい10月頃から網戸を洗う、窓を拭く、カーテンを洗うなどの外回り、干し物を片付けておきます

と、いう「余裕たっぷり派」が光っていました。「12月になると短時間では乾かない」が、その理由。ちなみに室内は12月になってから「普段のお掃除プラス1時間くらいの感じで」済ませるそう。たしかに、網戸とカーテンは掃除の中でも“大物”なので、年末にまとめてやるには気合が必要ですよね。すぐに汚れる箇所でもないので、秋に済ませておくのは大正解かも。

平安時代から!?意外と古い大掃除の歴史

そもそも、大掃除はなぜ存在するのでしょう。歴史をたどると、平安時代の「煤払い」に行き当たります。江戸時代には年中行事としてすっかり定着し、一家総出の大仕事だったようです。かまどや灯明などに付着した黒い煤(すす)はもちろん、悪い気を払う意味もありました。

大掃除を年中行事として考えると、「やっぱりやったほうがいい」と思うか、「行事ならむしろ気兼ねなく割愛!」と思うか?もちろん、いずれも不正解ではないでしょう。また、やるにしても「どこまでやるか」はポイントのひとつ。「徹底的に!」と思えばストレスにもなってしまいます。

となると、安全な選択肢は「ほどほどにやる派」?見える部分の片づけなど「本格的にはやらないが、周囲や本人がやった満足感を得られる」程度なら、万事丸く収まるかもしれません。結局はキモチの問題かも。

価値観が見える!?たかが大掃除、されど大掃除

「やる・やらない」「いつやる」を考え始めると、普段の生活スタイルや価値観が意外に反映されてしまう大掃除。また、ルーツを知れば日本の文化を再発見するきっかけにもなります。どうせやるなら作業として嫌々こなすより、生活スタイルを改善する手がかりとして、プラス方向に活用してみたいですね。何事も考え方ひとつです!