そもそもなぜ洗剤を使い分けるの?
では、なぜいろいろな種類の洗剤に分かれているのでしょうか。それは汚れのタイプによって得意な「液性」があるからです。液性とは、小学校の理科でおなじみ「酸性」「中性」「アルカリ性」のこと。酸性は水アカや石けんカスなどの汚れに強いため、お風呂の浴槽やキッチンのシンクの汚れには、酸性や弱酸性の洗剤が向いています。一方のアルカリ性は油汚れに強く、キッチンの換気扇やガスコンロ回りのお掃除向きです。
また、最近の洗剤は高品質。例えばトイレ用の洗剤であれば、汚れを落とすだけでなく、消臭効果や除菌効果、汚れがつきにくくなる効果などを備えているものがあります。用途別の細かな効果が取り入れられた結果、洗剤の種類が多くなっているといえますね。
でもやっぱり、洗剤は1種類ですませたい!
洗剤の種類がたくさんある理由は分かったとはいえ、出費的にも置き場所的にも、できれば「これ1本で」という洗剤を追い求めてしまいます。ここでは、そんな願いに叶いそうなAmazonでのレビュー評価が高い3つの商品を紹介します。
食品としても使われる重曹は安心・安全!
“万能の洗剤”と聞いて「重曹」を思い浮かべた方もいるのではないでしょうか。ベーキングパウダーとして食品にも使われる重曹は成分が安全。洗剤としては、しつこい油汚れや食器の茶渋落とし、浴槽や洗面台の汚れ落としなどに適しています。脱臭効果もあるのでトイレ掃除にももってこいです。しかも、コストパフォーマンスが高い!
使用法は粉のままふりかけてしばらく置いたり、煮洗いしたりと汚れの種類に合ったものを選びましょう。ちないに、掃除用として販売されているものは食品として使用できませんのでご注意を。
SNSでも話題になった激落ち洗剤「洗剤能力PRO」
業務用として使われていた商品「洗剤能力」を家庭用に改良したものがこの「洗剤能力PRO」。ヤシ油やオレンジオイルなどの天然植物原料で作られているので、肌に優しく、2度拭きをしなくても大丈夫とのこと。Amazonのレビューを見てみると、油汚れやタバコにヤニ汚れなど、「だいたいの汚れであれば、なんでも落ちます」という評価が多く見られます。
ただ、こびりついたような油汚れは、さすがにすんなり落ちないという声も。できれば、そうなる前にこまめに掃除したいですね。
水拭きできるところならどこでもOK!?「ウタマロクリーナー」
3つ目は頑固な汚れを落とす洗濯用石けんで知られる「ウタマロ」の住宅用クリーナー、「ウタマロクリーナー」。先の2つがアルカリ性なのに対して、こちらは中性洗剤となっています。中性ながら油汚れにも強く、キッチンのコンロ回りから、お風呂やトイレ、窓ガラスのガンコな汚れも落とすそう。
Amazonのレビューでもかなりの高評価ですが、中にはニオイがキツすぎるという声も。ニオイに敏感な方は、手に取る機会があれば試してみた方がいいかも?
お気に入りの洗剤を見つけよう!
ここでは3種類の洗剤を紹介しましたが、全体的に高評価の商品であっても、自分には合わないという意見も見られました。商品レビューによく目を通して、自分の感性に近そうな意見を確認したうえで、取り寄せてみると良いかもしれません。お気に入りを見つけたら、お掃除が今まで以上に楽しくなること請け合いです。