春の七草と花に癒され、身体をいたわる人日(じんじつ)の節句|くらしの花図鑑

人日の節句ににおすすめの組み合わせと器

枝物は潔く、一本そのまま

 

梅や桜の枝物は、シンプルかつ潔く、一本そのままで飾ると美しい雰囲気を演出してくれます。花瓶に水を入れ、枝を立ててみてください。凛とした立ち姿が、お部屋を明るくしてくれるはず。生ける際には、透明のガラスや白や黒の陶器など、シンプルな器がおすすめです。花そのものの美しさと芽吹きに目を向けることで 1年の始まりに背筋が伸びます。

花はささやかに、食器を生かしてさりげなく

 

マム・菜の花・スイセン・タラスピは、湯のみやおちょこ、茶碗など、食器などにさりげなく生けてみるのもおすすめ。華やかに楽しんだお正月の後に、小さく生けた花を愛でる。そんな幸せに気づくことで今年も1年 ハッピーに過ごすことができる気がします。

一緒に頂きたい食事と、身体をいたわる過ごし方

春の七草を使った食事

 

春の七草を使った食事としては七草粥が有名ですが、お粥を食べなければいけないという決まりはないので、別の料理で頂いてもOK。鍋やお吸い物、お味噌汁など、やさしい味付けで七草を楽しめる料理で身体をいたわりましょう。

大根やかぶだけでも良い

 

七草すべてを揃えるのは難しい!という方には、七草の中でも入手しやすい大根とかぶを使った料理をいただくのもおすすめ。こちらも、弱った胃腸を安らげるという意味でも優しい味付けでいただけると良いですね。ほくほくのふろふき大根や、かぶのスープなんていかがですか?

身体をいたわる過ごし方

 

飲み物をお白湯に変えてみる


お白湯は身体を温め、デトックスするのに非常に効果的であると言われています。身体にあたたかさと潤いを与えてくれます。電子ケトルで沸かしたお湯でも問題ないですが、やかんや鍋で10分間ほど沸騰させたお白湯は、ほんのり甘みを感じて美味しいですよ。お酒やジュースの代わりに、お白湯を飲んで舌をリセットしてあげましょう。

食事の際にも、熱い白湯を啜り飲むと甘露になると言われています。

 

冬の新鮮な空気を部屋に入れる

この時期は、厳しい寒さにどうしても部屋の中に縮こまってしまいそうになりますよね。ちょっと重い腰を上げて、しっかり防寒して、10分ほど窓を開けて換気してみましょう。冷たい冬の新鮮な空気でお部屋の中がきりっと引き締まり、身体の空気も入れ替わって、清々しい気持ちになります。新鮮で冷たい空気に変えてあげることで、お花も長持ちします。

 

ストレッチやヨガをして身体を温める

ストレッチやヨガをすることで、寒さや出不精で凝り固まった身体が柔らかくほぐれて、とても気分が良くなります。身体の巡りを良くすると、気の流れも良くなりますよ。

関連記事: