親、貯金…新入社員の初々しい悩みとは？

質問＆検索コミュニティの「教えて！goo」には、「会社のボーナスは全額貯金するのが普通ですか？」という質問が。質問者は夏に初めてボーナスをもらった新入社員だそう。

これについて、

・我が子（社会人1年目）の場合：4分の1＝家へ学費返済、4分の1＝旅行、残りの幾らかで両家の祖母へプレゼント、更にその残りを貯金…だそうです
・一部を両親にプレゼント。親というものはありがたいもので、そうすれば何倍にもなって返ってきます。残りは貯金ですね
・私が新入社員の時は全額貯金する人も居ました。

と、実体験を交えた回答が寄せられていました。たしかに「親」と「貯金」は、昔から変わらない正解例かも。近年はここに「自己投資」が入るといった感じでしょうか。

ですが一方では、

・あなたのボーナスなので好きに（貯金も含めて）使えばいい
・ボーナスの使い道は他人に聞くのではなく、自分で考えて下さい

といった「好きにしなさい」派も。厳しいようにも思えますが、「自分で稼いだ金なのだから」という親心に近いものも感じますね。

ボーナスで買って一番後悔したものは？

とはいえ、ボーナスの使い道に関する悩みは社会人歴を問わないようです。イオンクレジットサービス株式会社が「ボーナスと買い物に関する調査」（2019年7月4日発表）を見てみましょう。調査対象は20代～50代の働く男女500名です。

この調査は、令和の初ボーナスとなる「2019年夏ボーナス」についての調査。「令和初のボーナスで何か購入しようと思っていますか。」という質問では、「全く思っていない」が過半数の52％となりました。一方、「思っている」と答えた人の使い道としては、1位は「旅行」（37.5％）、2位は「服」（28.3％）、3位は「家電」（27.9％）でした。

この調査の面白いところは、今まで（平成時代）もらったボーナスで購入して「一番後悔したもの」について質問しているところです。1位はなんとダントツで「服」（18.2％）。2位は「ローン支払い」（7.2％）、3位は「旅行」と「アクセサリー」（4.2％）でした。普段は買わないような高級な服を買ったものの、あまり使うことがなかったということでしょうか。逆に「一番良かったもの」はぶっち切りの1位が「旅行」（26.6％）。2位は「家電」（11％）でした。

働く女性が「自分へのご褒美」に買いたい物は？

続いては、セイコーウオッチ株式会社による「冬のボーナスと自分へのご褒美に関する調査」（2019年11月25日発表）を見てみましょう。調査対象は20代～40代の働く女性500名です。

こちらの調査では初めに「今年の冬、ボーナスをもらう予定は？」と質問。「ある」と答えたのは86.0％で、支給額の一番多いレンジは「10万～30万円未満」（33.3％）、続いて「30万～50万円未満」（22.3％）でした。

また、ボーナスを「自分へのご褒美」に使うと回答した人は42.6％。使い道の内訳は「服」（50.3％）、「旅行」（35.5％）、「腕時計、アクセサリー」（33.9％）でした。日頃頑張ってもらったボーナスですから、満足のいくご褒美になるといいですね。

ボーナスで買うべきは「物」よりも「感動」？

ボーナスに関する調査結果について見てきました。使うのであれば、物に費やすよりも「両親にプレゼント」や「旅行」など、思い出に残る「感動」を得られるような使い方は、後悔が少ないかもしれませんね。みなさんのボーナスの使い道の参考になれば幸いです。