お肉のアナンダマイドって何?
お肉に含まれる脂肪酸の1つが脳に達したとき、「アナンダマイド(アナンダミド)」という物質に一部変化するといわれており、その物質こそが人に「幸せだー」と感じさせる「至福物質」とも呼ばれているそうです。
おいしいステーキはもちろん、豚の生姜焼きを食べた後に笑顔になって気分がアップするのも、その物質が一役買っているというわけです。
アナンダマイドの元となるのは脂肪酸。お肉の脂肪を避けているという女性もいるかもしれませんが、体内では合成できない物質とされているため、疲れたり、気分が落ち込んだときこそ、ほどよい脂肪を含んだ牛肉や豚肉を食べるのがおすすめなんです。
高級な赤身のステーキに限らず、スーパーの豚肉で作る料理やひき肉で作るハンバーグでも十分に効果が期待できそうです。
アナンダマイドの効果を活かすおすすめの食べ方
アナンダマイドも脂肪酸の1種にあたるので食べすぎはNG。とはいえ、幸せや高揚感を与えてくれる効果が期待できるので、毎日の料理に上手に取り入れていくのがおすすめです。
お肉には、幸せ感やリラックス作用が指摘されているセロトニン、疲労回復に効果が高いといわれるヘム鉄という成分も含まれています。中でもヘム鉄はビタミンCを多く含む野菜類と一緒に摂ることで、より効率よく体内に吸収されるそうなので、お肉を含んだサラダやスープ、野菜炒めなどがおすすめです。
忙しい夕飯の際には、冷凍野菜を上手に使ってみましょう。冷凍野菜は主に旬の時期に収穫されているので栄養も豊富。調理前の水洗いといった手間もかからないので一石二鳥です。炒める際に使う植物油のほとんどには、冷えや疲労回復に効果があるといわれるビタミンEが含まれるため、お肉と冷凍野菜を油で軽く炒めてから食べることで相乗効果が期待できそうです。
風邪をひけないとき、忙しいとき、気分がのらないときは、牛肉や豚肉からパワーをもらって元気をチャージしましょう。